マジック★ゴルフメソッド|奥嶋誠昭編 #1 長いインパクトゾーンでフェースをコントロール
現役トッププロを指導するツアープロコーチから独自の上達プログラムを全12回で学ぶ『マジック★ゴルフメソッド』。初回シリーズは稲見萌寧、高橋彩華、木下稜介らを指導する奥嶋誠昭が登場。奥嶋コーチが考えるアマチュアゴルファーの80切りを目指すためのキーワードは“パーオン率55%”。パーオン率を高めるための第1回目のテーマは『長いインパクトゾーンでフェースをコントロール』。
配信日時:2022年3月9日 01時00分
目次 / index
【動画】左右の片手打ちでフェースコントロールを覚える
アマチュアゴルファーが80を切ると考えたときに、最低18ホール中10ホールはグリーンに乗せないと厳しい。パーオンの回数を10回とすると、『パーオン率55%』を目指すことが必要になってきますが、僕のメソッドでは最初の肝となるのは、“左右の片手打ち”です。片手打ちを続けることでフェースコントロールが覚えることができますし、しっかりとハンドファーストで打ちやすくなる。ハンドファーストに当てることができれば、インパクトゾーンが長くなるので、ショットの精度が上がっていきます。
まずが左手から始めていきましょう。ご自身が打ちやすいクラブで構いませんが、7番or8番アイアンがベター。ポイントは打つときに“シャフトが傾いていること”。ハンドファーストに当てたいので、インパクト時は“グリップエンドが左モモの外を指すくらいシャフトを傾ける”ことが大事です。片手での大きいスイングは難しいので、3時〜9時(ビジネスゾーン)の振り幅で、クラブを動かすイメージを身につけて欲しいと思います。
まずが左手から始めていきましょう。ご自身が打ちやすいクラブで構いませんが、7番or8番アイアンがベター。ポイントは打つときに“シャフトが傾いていること”。ハンドファーストに当てたいので、インパクト時は“グリップエンドが左モモの外を指すくらいシャフトを傾ける”ことが大事です。片手での大きいスイングは難しいので、3時〜9時(ビジネスゾーン)の振り幅で、クラブを動かすイメージを身につけて欲しいと思います。
続いては右手打ち。アマチュアとプロの一番の違いは…『プロはクラブを左手でコントロール、アマチュアは右手でコントロール』ですが、アマチュアの方は右手を多く練習したほうが良いと思っています。
レッスンをさせていただいた際に、だいたいの方は“右手で打っている”という傾向にあるので、右のコントロールを覚えるほうが早くハンドファーストをイメージしやすいですし、プロのように左手でコントロールするのは難しいので、80切りが目標の場合は、“右手打ち”でも問題ないと思いますね。
右手の甲の角度をキープして練習していくことで、ハンドファーストをイメージしやすくなりますし、一番多いのは球を打ち急いで、キャスト(=コックが解けてクラブがリリースされてしまう動き)してしまうことなので、右手の角度をキープすることで、インパクトゾーンを長くしてあげることができます。
レッスンをさせていただいた際に、だいたいの方は“右手で打っている”という傾向にあるので、右のコントロールを覚えるほうが早くハンドファーストをイメージしやすいですし、プロのように左手でコントロールするのは難しいので、80切りが目標の場合は、“右手打ち”でも問題ないと思いますね。
右手の甲の角度をキープして練習していくことで、ハンドファーストをイメージしやすくなりますし、一番多いのは球を打ち急いで、キャスト(=コックが解けてクラブがリリースされてしまう動き)してしまうことなので、右手の角度をキープすることで、インパクトゾーンを長くしてあげることができます。
プロでもスイングに迷いが生じることがありますので、そのときは“片手打ち”に戻って、小さいスイングから確認していく作業が、肝になると思っています。パーオン率を上げるのでしたら、正確にボールを捉える意識を持ちながら、片手打ちで取り組んでいって欲しいと思います。
★番組デモンストレーター・青山加織の解説 『フェースコントロールの精度を上げるために、“片手打ちがなぜ重要か?”というと、多くのアマチュアの方はハンドレート具合が約1度あるといわれていて、プロの場合はハンドファースト具合が約8度あるといわれています。この違いがアマチュアとプロの精度の差を生んでいるんです。ハンドファーストになると手元が先にルートを作りながら、そのあとにヘッドが通ってくるので、より長くインパクトゾーンを感じられますが、ハンドレートでヘッド主導のスイングになると真っすぐヘッドが動く時間が短くなります。腰から腰までの高さのビジネスゾーンはすべてインパクトゾーンとしてコントロールできれば、ショットの安定性=パーオン率向上につながっていくと思います』
奥嶋誠昭(おくしま・ともあき)プロフィール|1980年3月26日生まれ。神奈川県出身。ヒルトップ横浜クラブ内の「ノビテックゴルフスタジオ」で、体とクラブの動きを3次元で計測・解析する『GEARS』(ギアーズ)をはじめとする、世界最先端機器を駆使したレッスンを行っている。
話数 | 3か月で上達!奥嶋誠昭 パーオン率55%達成計画 |
---|---|
#1 | 長いインパクトゾーンでフェースをコントロール |
#2 | フェース真っ直ぐインパクトを実現する |
#3 | 安定したスイング軌道を手に入れる |
#4 | ショット力UPの総仕上げ |
#5 | 球を曲げてグリーンをとらえる |
#6 | フェアウェイバンカーからグリーンをとらえる |
#7 | ラフ・間の距離でグリーンをとらえる |
#8 | 向かい風・Par3でグリーンをとらえる |
#9 | 傾斜から高確率でグリーンを捉える |
#10 | アライメントが狂わない構え方 |
#11 | グリーンが狙いやすい位置にティショットを置く |
#12 | パーオンを諦めがちな状況の判断 |
連載
【動画】最強ツアープロコーチが教える〜マジック★ゴルフメソッド