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勝者に技アリ!
小平智のスティンガーショットは左ワキを締めて左へ振り抜く【勝者に技アリ!】
小平智のスティンガーショットは左ワキを締めて左へ振り抜く【勝者に技アリ!】
配信日時:2022年3月16日 08時00分
2017年三井住友VISA太平洋マスターズでシーズン2勝目を挙げ、この時点で賞金ランキング1位に浮上した小平智。このシーズンは予選落ちがなく、それまでにトップ10入りが14回と安定感が光っていた。小平の安定した成績を支えたのは、絶対に曲げたくないときに打つスティンガーショットだった。3番ユーティリティでラインを出すスティンガーショットは、200ヤード先の狙いを外さないという。打ち方を聞いた。
小平智のドライバーショット【連続写真】
「フェアウェイを外したくない300ヤード台の短いパー4のティショットや、ピンがグリーン奥にあって方向性重視で打ちたいときに使うのがスティンガーショットです。すごく低く打ち出して、ランが多く出るショットです」
フェアウェイウッドでもアイアンでも打つショットだが、例えば3番ユーティリティの場合ならキャリーで200ヤード打って、10〜20ヤードほどのランが出るという。
「スティンガーショットを打つときはボールを低く打ち出すため、右足寄りにボールを置いてアドレスします。ボールがつかまりやすいので、フェースを少し開いてスタンスも軽くオープンに構えます。体全体を目標よりも左に向けます」
スイングで気をつけているのは、上体が起き上がらないことだ。
「切り返し以降、上体が起き上がると振り遅れてボールがつかまりません。ダウンスイングからフォローまで、胸を地面に向けたまま振り抜いていきます」
そして大事なのは、左ワキを締めたまま左へ振り抜いていくことだという。
「フォローはオープンスタンスで構えた体の向きに沿って、しっかり左へ振り抜いていきます。このとき、左ワキをしっかり締めてください。ストレートからフェードめの球筋ならフェースを返さずに振り抜き、ドローめで狙いたいときはフェースを返していきます」
これで地面を這うように打ち出された球が、左右の林よりも高く上がらない弾道で目標に向かってゆくという。フォローで左ワキがあいて腕が体から離れると、低く抑えた球は打てない。くれぐれも左ワキの締めを忘れないこと。スティンガーショットをマスターすれば、セカンドショットで距離が残っていても、グリーンを積極的に狙っていける。ぜひともマスターしたい球筋だ。(2017年取材)
小平智のドライバーショット【連続写真】
「フェアウェイを外したくない300ヤード台の短いパー4のティショットや、ピンがグリーン奥にあって方向性重視で打ちたいときに使うのがスティンガーショットです。すごく低く打ち出して、ランが多く出るショットです」
フェアウェイウッドでもアイアンでも打つショットだが、例えば3番ユーティリティの場合ならキャリーで200ヤード打って、10〜20ヤードほどのランが出るという。
「スティンガーショットを打つときはボールを低く打ち出すため、右足寄りにボールを置いてアドレスします。ボールがつかまりやすいので、フェースを少し開いてスタンスも軽くオープンに構えます。体全体を目標よりも左に向けます」
スイングで気をつけているのは、上体が起き上がらないことだ。
「切り返し以降、上体が起き上がると振り遅れてボールがつかまりません。ダウンスイングからフォローまで、胸を地面に向けたまま振り抜いていきます」
そして大事なのは、左ワキを締めたまま左へ振り抜いていくことだという。
「フォローはオープンスタンスで構えた体の向きに沿って、しっかり左へ振り抜いていきます。このとき、左ワキをしっかり締めてください。ストレートからフェードめの球筋ならフェースを返さずに振り抜き、ドローめで狙いたいときはフェースを返していきます」
これで地面を這うように打ち出された球が、左右の林よりも高く上がらない弾道で目標に向かってゆくという。フォローで左ワキがあいて腕が体から離れると、低く抑えた球は打てない。くれぐれも左ワキの締めを忘れないこと。スティンガーショットをマスターすれば、セカンドショットで距離が残っていても、グリーンを積極的に狙っていける。ぜひともマスターしたい球筋だ。(2017年取材)
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