連載
勝者に技アリ!
福田真未の入るパットは地面すれすれにヘッドを動かす【勝者に技アリ!】
福田真未の入るパットは地面すれすれにヘッドを動かす【勝者に技アリ!】
配信日時:2022年3月21日 08時00分
2017年伊藤園レディスで初優勝を遂げた福田真未。プロ7年目での悲願達成だった。ショットの不調が続いたシーズンだったが、3日間首位を守り一発逆転を決めてシード権を確保した。大会最終日は終盤に苦しい展開となったが、3連続ボギーを叩いた後の17番パー3で、3.5メートルのパーパットを見事に沈めて勝利をたぐり寄せた。緊張するパットを確実に入れる極意を福田に聞いた。
福田真未がデートに行くなら…【女子プロ写真館】
「17年シーズンは、4メートル前後のパーパットが残る場面が多くありました。そのたびに、なんとしても決めなければという気持ちを強く持っていました。その強い気持ちのおかげもあって、パッティングアベレージは意外によくなっていました」
入れたくてもなかなか入らない4メートル前後のパッティング。パーパットともなれば、かなりの緊張を強いられる。
「伊藤園レディス最終日の17番は、長いバーディパットをオーバーさせてしまい、3.5メートルのパーパットが残ってしまいました。3連続ボギーを叩いた後だけに、優勝するにはこれをしっかりと決めなくてはいけない場面でした」
初優勝がかかっていただけに、かなりのプレッシャーがかかっていたと想像できる。
「3.5メートルのパーパットはスライスラインでした。しっかりインパクトしないと、右にどんどん切れてしまいます。この4メートル前後のパッティングで大事なことは、インパクトで絶対に緩まないこと。緩んでしまうと芯でヒットすることができず、方向も距離もズレてしまいます」
緊張する場面では手で合わせにいきがちだ。インパクトを合わせれば緩んでしまう。どうすればいいのだろう。
「私は緩みをなくすために、スタンスを狭く構えて、そのスタンス幅、右足の外側から左足の外側までをインパクトゾーンと考えます。そしてそのインパクトゾーンで、ヘッドを地面すれすれに低く真っすぐ動かすことを意識しています。アドレス時につくった手首の角度を変えず、ヘッドを低く入れて低くフォローを出していきます」
スタンスを狭く構えると、体が左右に揺れにくくなるという利点もある。福田はグリーン周りからピッチングウェッジで転がし寄せるときも、この4メートル前後のパッティングと同じイメージで打つという。
「ピッチングウェッジで転がし寄せるときも、4メートル前後のパッティングでも、ヘッドを目標方向に投げ出す感じでフェースの向きを変えずにフォローを出してください」
4メートル前後のパッティングがしっかり入るようになれば、スコアはぐんと上がっていくはず。地面すれすれストロークで、失敗を恐れずしっかりインパクトを迎えたい。(2017年取材)
福田真未がデートに行くなら…【女子プロ写真館】
「17年シーズンは、4メートル前後のパーパットが残る場面が多くありました。そのたびに、なんとしても決めなければという気持ちを強く持っていました。その強い気持ちのおかげもあって、パッティングアベレージは意外によくなっていました」
入れたくてもなかなか入らない4メートル前後のパッティング。パーパットともなれば、かなりの緊張を強いられる。
「伊藤園レディス最終日の17番は、長いバーディパットをオーバーさせてしまい、3.5メートルのパーパットが残ってしまいました。3連続ボギーを叩いた後だけに、優勝するにはこれをしっかりと決めなくてはいけない場面でした」
初優勝がかかっていただけに、かなりのプレッシャーがかかっていたと想像できる。
「3.5メートルのパーパットはスライスラインでした。しっかりインパクトしないと、右にどんどん切れてしまいます。この4メートル前後のパッティングで大事なことは、インパクトで絶対に緩まないこと。緩んでしまうと芯でヒットすることができず、方向も距離もズレてしまいます」
緊張する場面では手で合わせにいきがちだ。インパクトを合わせれば緩んでしまう。どうすればいいのだろう。
「私は緩みをなくすために、スタンスを狭く構えて、そのスタンス幅、右足の外側から左足の外側までをインパクトゾーンと考えます。そしてそのインパクトゾーンで、ヘッドを地面すれすれに低く真っすぐ動かすことを意識しています。アドレス時につくった手首の角度を変えず、ヘッドを低く入れて低くフォローを出していきます」
スタンスを狭く構えると、体が左右に揺れにくくなるという利点もある。福田はグリーン周りからピッチングウェッジで転がし寄せるときも、この4メートル前後のパッティングと同じイメージで打つという。
「ピッチングウェッジで転がし寄せるときも、4メートル前後のパッティングでも、ヘッドを目標方向に投げ出す感じでフェースの向きを変えずにフォローを出してください」
4メートル前後のパッティングがしっかり入るようになれば、スコアはぐんと上がっていくはず。地面すれすれストロークで、失敗を恐れずしっかりインパクトを迎えたい。(2017年取材)
連載
勝者に技アリ!