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李知姫はロングサムグリップにしてスイングの再現性がアップ【勝者に技アリ!】

李知姫はロングサムグリップにしてスイングの再現性がアップ【勝者に技アリ!】

李知姫はロングサムグリップにしてスイングの再現性がアップ【勝者に技アリ!】

配信日時:2022年3月28日 17時00分

2017年日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯で通算22勝目を挙げた李知姫 新たにフェード打ちをマスターしての勝利だった(写真・佐々木啓、鈴木祥)
2017年日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯で通算22勝目を挙げた李知姫 新たにフェード打ちをマスターしての勝利だった(写真・佐々木啓、鈴木祥)
李知姫の2017年シーズンの初勝利は、公式戦日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯だった。この年、新たにマスターしたフェードボールが強い武器となり、メジャーの難セッティングでも好スコアをマーク。武器になったフェードボール打ちのポイントは「左手首のコック」だと李はいう。コックの入りを安定させるために李がやっていたことは?

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「私の持ち球はドローボールですが、引っかけが出るようになって飛距離の誤差が大きくなっていました。そこで、フェードボールをマスターしたんです。フェードボールを打つのに苦労したのは、手首のコックの入り方がまちまちになってしまうことでした」

テークバックをすると同時に左手首のコックを入れ始めていたが、クラブを支えるのに十分な力がなく、常に同じコックを入れることができていなかったという。そして始めたのが、アドレスに入る前に手首のコックの形をつくってしまうことだった。

「手首のコックの形をアドレス前につくって確認することで、バックスイングのときのコックの入りを安定させることができました。胸の前でクラブを握り、ヘッドを真上に高く上げます。すると左手親指と左腕が直角をつくります。これがコックが入った形です」

この形をつくるのに、コツがあるという。

「私は左手親指を長く伸ばして、ロングサムで握るようにしています。ロングサムで握ると、左腕と左手親指が直角の角度をつくりやすくなるんです。この直角ができたら、あとは体を回してクラブを振るだけ。いつも同じコックが入っていれば、スイングの再現性が高くなり安定した曲がりのつかまったフェードボールが打てるようになります」

ロングサムグリップは、腕を返さず体の回転で振り抜きやすくなる利点もあるという。フェースローテーションを抑えることで、ボールに安定したフェード回転をかけられるようにもなるというわけだ。李は「以前はショートサムで握っていたが、ロングサムに変えてスイングの再現性が高くなった」といっていた。(2017年取材)
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