連載
勝者に技アリ!
比嘉真美子のピタリと寄るウェッジショットは「右ヒザを地面に向けてインパクト」【勝者に技アリ!】
比嘉真美子のピタリと寄るウェッジショットは「右ヒザを地面に向けてインパクト」【勝者に技アリ!】
配信日時:2022年3月30日 08時00分
2017年NEC軽井沢72ゴルフトーナメントで優勝を遂げたのは比嘉真美子だった。賞金女王レースでトップを走るキム・ハヌル(韓国)とのプレーオフを制して、4年ぶりに挙げた勝利だった。勝負の分かれ目はピンまで残り127ヤードの第2打をピッチングウェッジでピン30センチに寄せたショットだった。正確にピンを狙うライン出しショットのコツを聞いた。
比嘉真美子の最新オフショット【女子プロ写真館】
「プレーオフの相手が絶好調のキム・ハヌル選手だったので、勝つにはとにかく攻めるしかないと思っていました」
プレーオフ18番ホールの2打目は池越えのショットだったが、「ピンに寄せる自信があった」という。
「正確に狙ったところに打つポイントは、私の中ではたったひとつです。それは、右ヒザを地面に向けてインパクトを迎えること。右ヒザの内側でボールを押すイメージを持ってください。そのためには、アドレス時に両足の指のツケ根に体重を乗せておくことが大切です。上体の起き上がりが抑えられるのはもちろんですが、下半身のパワーを余裕を持って使えるようにもなります」
前年までは強い球を打とうとするあまり、右足で強く地面を蹴っていたという。そのためインパクトで右ヒザが伸びきってしまい、上体が起き上がって当たりが薄くなっていた。
「下半身が突っ張っていると打点がズレることが多く、調子を崩す原因となっていました。右ヒザの内側でボールを押すイメージを持ち始めたおかげで、不調のトンネルを抜けることができました」
このあと比嘉は、18年19年と毎年勝利を積み重ねた。下半身は大きな力を持っているだけに、その使いようでショットの善し悪しを左右することになる。気をつけたいポイントだ。(2017年取材)
比嘉真美子の最新オフショット【女子プロ写真館】
「プレーオフの相手が絶好調のキム・ハヌル選手だったので、勝つにはとにかく攻めるしかないと思っていました」
プレーオフ18番ホールの2打目は池越えのショットだったが、「ピンに寄せる自信があった」という。
「正確に狙ったところに打つポイントは、私の中ではたったひとつです。それは、右ヒザを地面に向けてインパクトを迎えること。右ヒザの内側でボールを押すイメージを持ってください。そのためには、アドレス時に両足の指のツケ根に体重を乗せておくことが大切です。上体の起き上がりが抑えられるのはもちろんですが、下半身のパワーを余裕を持って使えるようにもなります」
前年までは強い球を打とうとするあまり、右足で強く地面を蹴っていたという。そのためインパクトで右ヒザが伸びきってしまい、上体が起き上がって当たりが薄くなっていた。
「下半身が突っ張っていると打点がズレることが多く、調子を崩す原因となっていました。右ヒザの内側でボールを押すイメージを持ち始めたおかげで、不調のトンネルを抜けることができました」
このあと比嘉は、18年19年と毎年勝利を積み重ねた。下半身は大きな力を持っているだけに、その使いようでショットの善し悪しを左右することになる。気をつけたいポイントだ。(2017年取材)
連載
勝者に技アリ!