マジック★ゴルフメソッド|奥嶋誠昭編 #5 球を曲げてグリーンをとらえる
現役トッププロを指導するツアープロコーチから独自の上達プログラムを全12回で学ぶ『マジック★ゴルフメソッド』。初回シリーズは稲見萌寧、高橋彩華、木下稜介らを指導する奥嶋誠昭が登場。奥嶋コーチが考えるアマチュアゴルファーの80切りを目指すためのキーワードは“パーオン率55%”。パーオン率を高めるための第5回目のテーマは『球を曲げてグリーンをとらえる』。
配信日時:2022年4月6日 00時00分
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【動画】球を曲げてグリーンをとらえる
アマチュアの方が、パーオン率を高めるために重要なのは、“自分の持ち球を知る”ことです。2打目地点からはグリーンに乗せなければいけない…というときに、なかなか練習のように上手くはいきません。まずは、ドロー、フック、フェード、スライス…といった自分の持ち球をコースに出る前に見極めないといけません。
毎ショット真っすぐ打つのはやはり難しいです。持ち球を理解したうえで“いつも通り”に振って、マネジメントをおこなっていくと、パーオン率55%は難しくないと思っています。
毎ショット真っすぐ打つのはやはり難しいです。持ち球を理解したうえで“いつも通り”に振って、マネジメントをおこなっていくと、パーオン率55%は難しくないと思っています。
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今回は142ヤードのセカンドショットの状況で説明していきます。プロであれば9割5分、アマチュアで100切りを目指す方でも50%程度の確率で乗せることができる状況ですね。プロ、アマの違いは練習量や再現性の違いはもちろんありますが“無理をしない”という部分もあります。練習でやっていないことはしませんし、基本はフルショットをしない。稲見の場合は、フェードヒッターなので少し大きい番手を持つことが多いですね。
彼女くらいのプロになれば曲がり幅は2ヤード程度ですが、アマチュアゴルファーのアイアンの曲がり幅は、例えば…フックで15〜20ヤード、ドローで10〜15ヤード程度だと思います。曲がり幅の想定情報を持ったうえで、マネジメントをする・しないではパーオン率が変わってきます。
持ち球、曲がり幅を把握して、普段通りに打っていく…仮に持ち球がフェード・スライスの方が、グリーン左のピンポジションの状況になった場合、“ドローめに打っていったほうが…”と考えたくなりますが、つねに自分が打てるショットで無理をしないことが大事です。
彼女くらいのプロになれば曲がり幅は2ヤード程度ですが、アマチュアゴルファーのアイアンの曲がり幅は、例えば…フックで15〜20ヤード、ドローで10〜15ヤード程度だと思います。曲がり幅の想定情報を持ったうえで、マネジメントをする・しないではパーオン率が変わってきます。
持ち球、曲がり幅を把握して、普段通りに打っていく…仮に持ち球がフェード・スライスの方が、グリーン左のピンポジションの状況になった場合、“ドローめに打っていったほうが…”と考えたくなりますが、つねに自分が打てるショットで無理をしないことが大事です。
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私はフック系が持ち球で、きれいなストレートボールと軽いドローを打ちたいと思っていますが、コースではスコアを出すために諦めて、フックを想定したマネジメントをすることもあります。
最もしたくないエラーは、持ち球がフックなのに、ピンを狙ったショットが引っかかってグリーンの左へ外れること。スライスの人であれば、曲がるのにピンを狙ってしまう、思い切って左を向かない…などはありがちなので、パーオン率を上げるためのマネジメントとして覚えておいてください。
最もしたくないエラーは、持ち球がフックなのに、ピンを狙ったショットが引っかかってグリーンの左へ外れること。スライスの人であれば、曲がるのにピンを狙ってしまう、思い切って左を向かない…などはありがちなので、パーオン率を上げるためのマネジメントとして覚えておいてください。
奥嶋誠昭(おくしま・ともあき)プロフィール|1980年3月26日生まれ。神奈川県出身。ヒルトップ横浜クラブ内の「ノビテックゴルフスタジオ」で、体とクラブの動きを3次元で計測・解析する『GEARS』(ギアーズ)をはじめとする、世界最先端機器を駆使したレッスンを行っている。
話数 | 3か月で上達!奥嶋誠昭 パーオン率55%達成計画 |
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#1 | 長いインパクトゾーンでフェースをコントロール |
#2 | フェース真っ直ぐインパクトを実現する |
#3 | 安定したスイング軌道を手に入れる |
#4 | ショット力UPの総仕上げ |
#5 | 球を曲げてグリーンをとらえる |
#6 | フェアウェイバンカーからグリーンをとらえる |
#7 | ラフ・間の距離でグリーンをとらえる |
#8 | 向かい風・Par3でグリーンをとらえる |
#9 | 傾斜から高確率でグリーンを捉える |
#10 | アライメントが狂わない構え方 |
#11 | グリーンが狙いやすい位置にティショットを置く |
#12 | パーオンを諦めがちな状況の判断 |
連載
【動画】最強ツアープロコーチが教える〜マジック★ゴルフメソッド