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    マジック★ゴルフメソッド|奥嶋誠昭編 #8 アゲインストの状況では強いインパクトより「ゆっくり振る」が重要

    現役トッププロを指導するツアープロコーチから独自の上達プログラムを全12回で学ぶ『マジック★ゴルフメソッド』。初回シリーズは稲見萌寧、高橋彩華、木下稜介らを指導する奥嶋誠昭が登場。奥嶋コーチが考えるアマチュアゴルファーの80切りを目指すためのキーワードは“パーオン率55%”。パーオン率を高めるための第8回目のテーマは『向かい風・Par3でグリーンをとらえる』。

    配信日時:2022年4月27日 00時00分

    • レッスン
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    【動画】向かい風・Par3でグリーンをとらえる

    今回は向かい風(アゲインスト)の状況で、パーオン率を上げるためのレッスンをしていきたいと思います。

    まずプロゴルファーのケースをお話しますが、女子プロは風の影響を意外と受けません。強い球を打つと、スピン量が増えて吹けあがってしまいますが、女子プロの場合はそこまでスピンが入らないので、番手は上げないといけませんが、強い風でも普通と変わらない状況に感じると思います。

    “球が弱いと風に負ける”というイメージは、実は逆で、向かい風に強い球を打ち込むと、上に持っていかれてすごく影響を受ける。男子プロや、力強い球を打つアマチュアのほうが難しさを感じると思います。

    強風が吹いているときは、強く打ちたくなる気持ちを抑えて、あえて“大きくゆったり”振っていく。インパクトを強くしないために普段よりもスイングスピードを落として振っていくことで、球の吹き上がりによる飛距離ロスを抑え、グリーンを捉える確率を上げることができます。
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    風の影響でスイング中にバランスを崩してしまうケースもありますが、そんなときは、体重を移さないことを意識してもいいかもしれません。長いクラブを持っているときに、背中から風に押されるとカラダが動いてしまうこともありますが、重心が右にいきすぎないように意識する、スタンスを少し広くする…などの工夫が必要になってきますね。

    また“風の影響を考慮して番手を上げる”というのは正しい選択ですが、例えば、風が強いから2番手を上げて、ユーティリティを持つ…いった場合、アイアンよりユーティリティの方が、球が上がりやすいぶん、アゲインストの影響を受けやすくなるので、ただ番手を上げればよいわけではない。ユーティリティ、5〜6番アイアンと目標距離に対して選択肢がある場合は、アイアンを選んでいくことでパーオン率はアップしていくと思います。
    持ち球でいうと、フック系のほうがスピン量は少なく、スライス系の方のほうがスピン量は増えます。そのぶん、2〜3番手を上げることも考慮してください。そしてフルスイングをせずに、コントロールするイメージで振っていきましょう。
    奥嶋誠昭(おくしま・ともあき)プロフィール|1980年3月26日生まれ。神奈川県出身。ヒルトップ横浜クラブ内の「ノビテックゴルフスタジオ」で、体とクラブの動きを3次元で計測・解析する『GEARS』(ギアーズ)をはじめとする、世界最先端機器を駆使したレッスンを行っている。

    話数3か月で上達!奥嶋誠昭 パーオン率55%達成計画
    #1長いインパクトゾーンでフェースをコントロール
    #2フェース真っ直ぐインパクトを実現する
    #3安定したスイング軌道を手に入れる
    #4ショット力UPの総仕上げ
    #5球を曲げてグリーンをとらえる
    #6フェアウェイバンカーからグリーンをとらえる
    #7ラフ・間の距離でグリーンをとらえる
    #8向かい風・Par3でグリーンをとらえる
    #9傾斜から高確率でグリーンを捉える
    #10アライメントが狂わない構え方
    #11グリーンが狙いやすい位置にティショットを置く
    #12パーオンを諦めがちな状況の判断
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    マジック★ゴルフメソッド 奥嶋誠昭編をすべて見る
    連載

    【動画】最強ツアープロコーチが教える〜マジック★ゴルフメソッド

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