マジック★ゴルフメソッド|奥嶋誠昭編 #9 傾斜はアドレスで7割が決まる
現役トッププロを指導するツアープロコーチから独自の上達プログラムを全12回で学ぶ『マジック★ゴルフメソッド』。初回シリーズは稲見萌寧、高橋彩華、木下稜介らを指導する奥嶋誠昭が登場。奥嶋コーチが考えるアマチュアゴルファーの80切りを目指すためのキーワードは“パーオン率55%”。パーオン率を高めるための第9回目のテーマは『傾斜から高確率でグリーンをとらえる』。
配信日時:2022年5月4日 00時00分
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【動画】傾斜から高確率でグリーンをとらえる
今回は、傾斜から2打目の状況でパーオンを狙う際に注意すべき点をレッスンしたいと思います。残り120ヤード弱でツマ先上がり、左足下がりの複合傾斜の状況を例に話をしていきますが、アマチュアにはかなり難しいライだと思います。
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グリーンを捉えられないケースとしては、傾斜なりに構えられていないことが多いですね。左肩が上がって構えてしまったり…なかなかセットアップが上手く出来ていないアマチュアの方が多い。打ち方ではなく、まず構え方。構え方が決まれば、パーオン率が上がります。傾斜なりに構える事で地面に対して軸は斜めになりますが、ボール位置は体の軸に対してセンターになるように構えますので、少し右にあるように感じるかもしれません。
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今回の状況ですと、フック系はインサイドから入るのでダブりやすい。スライス系はアウトサイドから振っていくので、比較的打ちやすいと思います。
僕はドローヒッターなので少し右にあえて向きます。右バンカーの真ん中くらい。7割くらいはアドレスに集中して、平らなところよりは後ろ体重に。さらに傾斜なりに構えると勝手に左体重になります。自分で寄せるわけではなく、傾斜なりに構えたら、たまたま左に乗っている状態が理想です。フルスイングしないぶん、番手を上げる必要はありますが、左足が下がっているのでロフトが立っているので、距離通りの番手を持ってもよいです。
傾斜がきつい場合は、カラダを動かさずに、グリップも少し短く持って確実に当てる方向で腕をちゃんと動かして当てていく。カラダを使うとバランスを崩しやすいので、あまりいいことがないので手打ちで構いません。ツマ先上がりの場合、上半身にパワーがない人は、飛距離が出にくいので番手を上げることも考えてみてください。
僕はドローヒッターなので少し右にあえて向きます。右バンカーの真ん中くらい。7割くらいはアドレスに集中して、平らなところよりは後ろ体重に。さらに傾斜なりに構えると勝手に左体重になります。自分で寄せるわけではなく、傾斜なりに構えたら、たまたま左に乗っている状態が理想です。フルスイングしないぶん、番手を上げる必要はありますが、左足が下がっているのでロフトが立っているので、距離通りの番手を持ってもよいです。
傾斜がきつい場合は、カラダを動かさずに、グリップも少し短く持って確実に当てる方向で腕をちゃんと動かして当てていく。カラダを使うとバランスを崩しやすいので、あまりいいことがないので手打ちで構いません。ツマ先上がりの場合、上半身にパワーがない人は、飛距離が出にくいので番手を上げることも考えてみてください。
奥嶋誠昭(おくしま・ともあき)プロフィール|1980年3月26日生まれ。神奈川県出身。ヒルトップ横浜クラブ内の「ノビテックゴルフスタジオ」で、体とクラブの動きを3次元で計測・解析する『GEARS』(ギアーズ)をはじめとする、世界最先端機器を駆使したレッスンを行っている。
話数 | 3か月で上達!奥嶋誠昭 パーオン率55%達成計画 |
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#1 | 長いインパクトゾーンでフェースをコントロール |
#2 | フェース真っ直ぐインパクトを実現する |
#3 | 安定したスイング軌道を手に入れる |
#4 | ショット力UPの総仕上げ |
#5 | 球を曲げてグリーンをとらえる |
#6 | フェアウェイバンカーからグリーンをとらえる |
#7 | ラフ・間の距離でグリーンをとらえる |
#8 | 向かい風・Par3でグリーンをとらえる |
#9 | 傾斜から高確率でグリーンを捉える |
#10 | アライメントが狂わない構え方 |
#11 | グリーンが狙いやすい位置にティショットを置く |
#12 | パーオンを諦めがちな状況の判断 |
連載
【動画】最強ツアープロコーチが教える〜マジック★ゴルフメソッド