マジック★ゴルフメソッド|奥嶋誠昭編 #11 ドライバーショットを狂わせるティーイングエリアの罠
現役トッププロを指導するツアープロコーチから独自の上達プログラムを全12回で学ぶ『マジック★ゴルフメソッド』。初回シリーズは稲見萌寧らを指導する奥嶋誠昭が登場。奥嶋コーチが考えるアマチュアゴルファーの80切りを目指すためのキーワードは“パーオン率55%”。パーオン率を高めるための第11回目のテーマは『グリーンが狙いやすい位置にティショットを置く』。
配信日時:2022年5月18日 00時00分
目次 / index
【動画】グリーンが狙いやすい位置にティショットを置く
今回はティーイングエリアでのレッスンをしていきたいと思います。パーオン率を上げるためには、セカンドショットもすごく大事ですが、ドライバーショットで2打目を打ちやすいところに置くことも重要になってきます。
ティーイングエリアで“騙されやすい罠”はかなりあります。
例えば、ティマークの向き。意外とコースなりに向いていなかったりします。ティマークどおりに何も考えずに構えて打つと右に飛んでいったり、左に飛んでいったり…というケースが起こりえるので、気を付けなければいけないポイントですね。加えて、ティーイングエリアは練習場のようにフラットではなく、意外と傾斜がある…など、さまざまな罠が潜んでいます。
見極めるポイントは、遠目からティマークの向きと傾斜を確認すること。まずは全体傾斜を見渡して、前後、左右ともにどちらが高くなっているかを確認する。下記のケースでは、左足下がり+ツマ先下がりの複合ライになりますね。
加えて、どこにボールを置くか…でも変わることがあります。下記のケースでは、左側にボールを置くと、左足下がり+ツマ先下がり、右側にボールを置くと、左足下がり+ツマ先上がりになる…といった状況になります。
ティーイングエリアで“騙されやすい罠”はかなりあります。
例えば、ティマークの向き。意外とコースなりに向いていなかったりします。ティマークどおりに何も考えずに構えて打つと右に飛んでいったり、左に飛んでいったり…というケースが起こりえるので、気を付けなければいけないポイントですね。加えて、ティーイングエリアは練習場のようにフラットではなく、意外と傾斜がある…など、さまざまな罠が潜んでいます。
見極めるポイントは、遠目からティマークの向きと傾斜を確認すること。まずは全体傾斜を見渡して、前後、左右ともにどちらが高くなっているかを確認する。下記のケースでは、左足下がり+ツマ先下がりの複合ライになりますね。
加えて、どこにボールを置くか…でも変わることがあります。下記のケースでは、左側にボールを置くと、左足下がり+ツマ先下がり、右側にボールを置くと、左足下がり+ツマ先上がりになる…といった状況になります。
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ティマークの向きに関してですが、まずティマークがどこを向いているか?を後ろから確認する。少し右を向いている、左を向いているなどが確認できたら、ボールをセットするときにはティマークを結んだ線を基準に真っすぐ構えるのではなく、後方から自身が確認した基準をもとにアドレスをする。この罠にハマってしまうと、実はナイスショットでもミスショットに感じたりしてしまうので、注意してください。
以上のことが確認できたら、ボールをセットしますが、通常、持ち球がドロー系の方はティーイングエリアの左側、フェード系が持ち球の方は右側にセットしたほうが、イメージが出しやすいですが、今回の状況では、フェード系が左側、ドロー系が右側のほうがよりイメージが出しやすくなるので、持ち球、ティーイングエリアの傾斜を加味しての判断が必要になってきます。
以上のことが確認できたら、ボールをセットしますが、通常、持ち球がドロー系の方はティーイングエリアの左側、フェード系が持ち球の方は右側にセットしたほうが、イメージが出しやすいですが、今回の状況では、フェード系が左側、ドロー系が右側のほうがよりイメージが出しやすくなるので、持ち球、ティーイングエリアの傾斜を加味しての判断が必要になってきます。
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そして目的は、ドライバーで狙ったところ(=フェアウェイの2打目で打ちやすい場所)に置きたいことですが、確率を上げるには、ボールを早く地面に着弾させて、曲がり幅を抑えれば、大きなミスにはつながりにくくなります。僕はティを低くして、低い球を打つのが有効かなと思います。ティアップしたときに、通常は、ボールがクラブヘッドから半分くらい出る形でセットしますが、あまり曲げたくないときには、ボールはヘッドより低い位置にセットしますね。
『グリップを短くもってみては…?』と考える方もいると思いますが、短く握ると太さが変わることが感覚の違いにつながるので、通常のグリップで良いと思います。
『グリップを短くもってみては…?』と考える方もいると思いますが、短く握ると太さが変わることが感覚の違いにつながるので、通常のグリップで良いと思います。
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奥嶋誠昭(おくしま・ともあき)プロフィール|1980年3月26日生まれ。神奈川県出身。ヒルトップ横浜クラブ内の「ノビテックゴルフスタジオ」で、体とクラブの動きを3次元で計測・解析する『GEARS』(ギアーズ)をはじめとする、世界最先端機器を駆使したレッスンを行っている。
話数 | 3か月で上達!奥嶋誠昭 パーオン率55%達成計画 |
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#1 | 長いインパクトゾーンでフェースをコントロール |
#2 | フェース真っ直ぐインパクトを実現する |
#3 | 安定したスイング軌道を手に入れる |
#4 | ショット力UPの総仕上げ |
#5 | 球を曲げてグリーンをとらえる |
#6 | フェアウェイバンカーからグリーンをとらえる |
#7 | ラフ・間の距離でグリーンをとらえる |
#8 | 向かい風・Par3でグリーンをとらえる |
#9 | 傾斜から高確率でグリーンを捉える |
#10 | アライメントが狂わない構え方 |
#11 | グリーンが狙いやすい位置にティショットを置く |
#12 | パーオンを諦めがちな状況の判断 |
連載
【動画】最強ツアープロコーチが教える〜マジック★ゴルフメソッド