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    ゴルフ歴20年以上で、ラウンドレッスン初体験! “ゲンテン”を思い出し、上達の指針が見つかった

    “自己流”ゴルフ歴、20年以上……。たまにマグレの好スコアがあっても、調子に乗ると、大たたきの波が押し寄せるのがアマチュアの常。20年目にして、ラウンドレッスンを初体験すると?

    配信日時:2022年9月7日 08時00分

    • レッスン
    • GEN-TEN
    目次 / index
    練習場では良くても、コースではダメ……
    練習場では良くても、コースではダメ……
    • 井上範大コーチ/USGTF(合衆国ゴルフ教師連盟 LEVEL 3)JGFO認定ゴルフフィットネストレーナー
    • [左上]まずは準備体操でケガ防止 [右上]動画で正面/後方のスイング撮影 [左下]コーチが問題点をスロー動画でレクチャー [右下]直し方の処方箋。A野さんはダウンの右手を地面に向けるイメージに
    • ラフからのアプローチで打ちたい球別に、入念に技術指導。ライの見極めも(上段) フェアウェイからの細かな技術指導、フカフカの難しいバンカーから技術指導(下段)
    • A野さんの苦手なアイアンショットが、マンツーマン指導で徐々に改善
    • 難しいふかふかバンカーからの練習で、本コースのアゴ高バンカーも難なくクリア!
    • ラウンド後のカウンセリングが、次のゴルフに活きます!
    この記事の写真 8 枚を見る

    ■練習場では良くても、コースでは酷い……

    ゴルファーには、“初体験”がつきものだ。初めてのコースに行き、初めて一緒に回る人と楽しみ、初めてのスイング理論をかじってみる。その度に、かりそめの好調を失ったり、“開眼した”気になって、新たな自分との出会いを楽しみ、地獄の沼にも嵌ってしまう……。

    ゴルフ歴20年超で、初めて筆者の弱点のドライバーは安定していた。天変地異の前触れ?とも思ったが、「もう80以上打つことはない」と調子にも乗った。が、好調のドライバーが破損し、シャフトを切った途端にOB連発、ドスライス、チョロ。本来の自分が現れ、スコアは奈落の底へ……(泣)

    ドライバー以外は、練習場でまともに打てている自信がある。が、コースと練習場はなぜか出力が違う。見かねたライバルの友人から「ラウンドレッスンに行ってみない?」と誘われ、歴20年以上にして初のラウンドレッスンを【GEN-TEN】で予約することにした。

    ■GEN-TENの予約は前日でもOK

    井上範大コーチ/USGTF(合衆国ゴルフ教師連盟 LEVEL 3)JGFO認定ゴルフフィットネストレーナー

    井上範大コーチ/USGTF(合衆国ゴルフ教師連盟 LEVEL 3)JGFO認定ゴルフフィットネストレーナー

    【GEN-TEN】を選んだ理由は、「ラウンドレッスン」の検索で最上位に来たこと。それと、プレー前日でも空いた日にすぐ予約できること。ゲンテンコースのプレー代込み18,700円は普段のラウンド費より幾分高いだけ。ならば!と、栄光の日に戻れる可能性に賭けることにした。

    ただ、どんな先生につくかで、失敗してしまうかもしれない。自分と相性がいいか?も分からない。教わる側は常に不安がよぎるものだが【GEN-TEN】はホームページでそれら特徴も分かりやすく、動画とブログで人となりも指導もイメージしやすいのが決め手になった。

    ▶▶▶ GEN-TENホームページ ◀◀◀

    かくして、イケメンの井上範大コーチを木更津の「PGAマリアゴルフリンクス」で【ゲンテンプログラム】で予約し迎えた当日、筆者と友人、加えてアマA野さんという、3人でのオンコースレッスンが始まった。

    ■朝から問診、問題点をあぶり出し

    [左上]まずは準備体操でケガ防止 [右上]動画で正面/後方のスイング撮影 [左下]コーチが問題点をスロー動画でレクチャー [右下]直し方の処方箋。A野さんはダウンの右手を地面に向けるイメージに

    [左上]まずは準備体操でケガ防止 [右上]動画で正面/後方のスイング撮影 [左下]コーチが問題点をスロー動画でレクチャー [右下]直し方の処方箋。A野さんはダウンの右手を地面に向けるイメージに

    挨拶も早々に練習場で準備体操と「どんな問題点を抱えているか?」「どんな自分になりたいか?」丁寧にカウンセリングを受ける。A野さんは「ブランク明けから上達を目指すものの、アイアンを安定させたい」。筆者は前述の通り「OB連発でズタボロのドライバーをどうにかしたい」。友人は「治らないフック癖、アオり打ちをどうにかしたい」

    スイング動画をチェックした井上コーチから筆者の問題点は「右肩がついていかず、インパクトでタイミングが整わずフェース開閉がブレる」こと。「ダウンスイングからは思い切り右肩を回していくイメージを持ってください。振り抜きとバランスの良い動きに変わっていきますよ!」

    右肩への指摘は、人生初。何しろ筆者は「ツッコミ癖」を自覚する。「右肩を回すと余計にカット軌道が酷くなるじゃん!」と、内心抵抗を感じたが、試すといきなりサイドスピンの少ないストレート球に。吹け気味に上がりすぎの弾道も幾分低くなった。他の2人もレッスン受け、30〜50球くらいショット練習を続けた。

    ■次にアプローチ、バンカー、パットを集中講座

    ラフからのアプローチで打ちたい球別に、入念に技術指導。ライの見極めも(上段) フェアウェイからの細かな技術指導、フカフカの難しいバンカーから技術指導(下段)

    ラフからのアプローチで打ちたい球別に、入念に技術指導。ライの見極めも(上段) フェアウェイからの細かな技術指導、フカフカの難しいバンカーから技術指導(下段)

    次にアプローチ練習場へ移動し、15ヤードほどのラフ、フェアウェイから入念にアプローチの問題点を見ていく。筆者は特にジャッジ面で学び。そして、他の2人への指導も参考になることばかり。一緒に上達を目指す“同士”のような気持ちが沸き上がるゴルフを始めた頃の“原点”を思い出す

    ボール位置やアドレス、右手首のヒンジ開放グセなど、それぞれに的確にアドバイスすると、なるほど、すぐに結果が変わる。芝の長さと打てるロフトなど、状況の見極めなども伝授され、100切りを目指すA野さんも、70台で安定させたい友人も、新しいイメージで技の種類を増やしていく。

    その後、フカフカに砂の入った難しいバンカー練習場で同様に問題の改善を図り、昼食をはさんでパッティング技術も学んだ。所要時間は、朝の9時半からここまで14時。ショットに1時間強、アプローチとバンカーに1時間半、昼食をはさんでパッティングに40分のイメージだ。

    ■5ホールの実戦で、何が得られるのか?

    A野さんの苦手なアイアンショットが、マンツーマン指導で徐々に改善
    難しいふかふかバンカーからの練習で、本コースのアゴ高バンカーも難なくクリア!
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    A野さんの苦手なアイアンショットが、マンツーマン指導で徐々に改善
    自分の問題と改善点を学んでも、それが「コースで実践できるか?」が問題だ。14時からのラウンドでは、そこをテストする井上コーチ。筆者は、なんとスタートホールで右に左に連続OBを喫してしまう……。(最近出たヤツ)コースと練習場は別人で、出力が無意識に上がってしまうのだ。(泣)

    「振りすぎです」と井上コーチ。「でも、本当にそういうゴルファーの方が9割だと思います。コースに出るとどうなるか?クセがこれで分かりますよね。長岡さんの場合、上半身の力みとバックスイングが大きくなることで、練習場とは別人になっていますし、右肩を回すタイミングも早くなりがち」。

    いいスコアを目指すのではなく、コースで再現できるか? 何が問題か? の宿題を持ち帰るのが目的。スタートホールは「見せてやる!」との欲からズタボロになり、とても恥ずかしかったが、次のホールから「出力ダウンと、右肩を回す」に集中すると、目の覚めるようなショットが出始めた。

    ドライバーも曲がらず距離が出る。何より右肩を回す新スイングは、得意のアイアンに新感覚が宿った。フィニッシュが取れるうえ、ボールを目で追う視界が斜めに変わった。インパクトを操作する時間が消え、強く振らなくても以前より飛んで曲がらない。持ち球のフェードがハイストレートに変化した。

    ■コースでの成功は、練習場の何球分?


    14時スタートで5ホールのみ、ラウンドとして物足りなく感じる人もいるだろう。だが「結果に一喜一憂すべきではない」と、筆者は午前中に見つけた問題を解消する新技術が「コースで実践できるか?」に集中した。その点、コーチがラウンドせずに付きっきりで見てくれる安心感は段違いだった。

    当日の「PGAマリアゴルフリンクス」では、打ち直しのショットがコース規定で出来なかったが、他の【GEN-TEN】提携コースでは、同じ場所からティショット、アイアン、アプローチなど同じ位置から最大6球の連打を行うとか。実戦力を磨きゴルフを楽しむのが【GEN-TEN】のポリシー、今年のテーマも「ちゃれんじ!」だと言う。

    筆者はできる限り「ちゃれんじ!」したが、友人は「コースだと結果重視で教えをやり切れない自分が居た…」。A野さんも「今日は結果が上手くいかない…」と、歯がゆい様子。筆者は「コースで右肩回し」に強くトライし、成功体験を持てた。何が何でも新しい自分を作りたかった。

    井上コーチは、個々のレベルに応じて感覚のズレを修正してくれるが、最近の悩みは「Youtubeを観た」と合わない理論を試して元に戻れず困る人が多いことだと言う。全て作り変えるのではなく、個々の結果の出るスイングに戻すことも大きな役割だとか。

    ■ラウンド後の“復習”が今後に繋がる

    ラウンド後のカウンセリングが、次のゴルフに活きます!

    ラウンド後のカウンセリングが、次のゴルフに活きます!

    中盤まで苦労していたA野さんだったが、コーチがすぐ横について実戦的なアドバイス。やはり教えのコツを掴みドライバー、アイアン、アプローチ、パットとも調子を上げて最終ホールを締めくくった。「ありがとうございました」と挨拶して切り上げる時、顔には「もっとやりたい」と書いてある。

    井上コーチは「もう一度練習場に戻りましょう」。プロゴルファーもそうだが、ラウンド後の振り返り練習は効果が高く、事後のカウンセリングも【GEN-TEN】の特徴。練習場で再度、井上コーチがコース上で起きた問題と、実践できたかどうか?のチェックを行う。コースの結果で一喜一憂させるつもりなど、最初からコーチには毛頭なかった。

    A野さんは振り返り練習でさらにコツを掴み、新技術を自分のモノにする。友人も、あれほど悩んでいたアオリ打ちによるフックが改善。「初めての指導ポイントで、長年のクセが治るとは…」と、フック球がストレートフェードに変化。アイアンの番手もひと番手ほど伸ばしていた。

    ■会員ページで、長い“付き合い”を!

    必ず配布されるGEN-TEN手帳。会員ページへのID/PASSも配布され、コーチや会員との交流が始まります!

    必ず配布されるGEN-TEN手帳。会員ページへのID/PASSも配布され、コーチや会員との交流が始まります!

    練習を終え、一日が終了する。A野さんと“同士”になったつもりの自分は、別れが寂しく感じられた。が、井上コーチが「今日の【レッスン日記】をホームページの会員ページに挙げます。皆さんの取り組んだこと、私への質問、次のご一緒の予約など、会員ページでいつでも連絡しあいましょう」。

    その日だけで終わらせる気など、最初から【GEN-TEN】には無かった。筆者はラウンドレッスンを今まで誤解していたのかもしれない。上手くいかない我々を、ホントに見捨てないのだな……。

    一緒に参加したA野さんとリラックスして楽しめた「ラウンドレッスン初体験」。参加者のレベルが違っても、個々に応じて必ず引き上げてくれる。てっきり初心者や女性の利用が多いのかと思いきや、それだけではない。自己流の限界に悩んだら、GEN-TENで“原点”が再度見つかる。筆者も継続利用を心に決めている。

    Text/Mikiro Nagaoka

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    • GEN-TEN

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