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    ゴルフ ドライバーの飛距離を20%アップさせる方法【動画コラム20回目】

    「右手のゴルフ」を提唱し、「体重移動」「ボディターン」など従来の理論ではアマチュアは打てないと語る片山晃。今回は飛距離アップできるヒットエリアについてお話します。

    配信日時:2017年7月15日 06時00分

    • レッスン

    トゥの上目で打つと低スピンの高打ち出しで打てる

    ハイトゥで打った時の飛距離は120%位になる

    ハイトゥで打った時の飛距離は120%位になる

     しかし、もっと飛距離が出る場所があるんです。
    それは、スイートスポットよりも少し上、さらにややトウ側の位置です。

     ハイトウと呼ばれる位置ですが、この場所でインパクトする事で、大きく3つのギア効果が得られます。

     まず、スイートスポットより上で打つ事によって、打出し角度が高くなり、スピン量が減ります。これは、飛距離の3大要素の内の2つです。

     さらにトウ側で打つ事で、ボールがつかまったドロー系のボールになります。キャリーが伸びて、さらにランも期待できる訳です。

     スイートスポットで打った時の飛距離が100%であれば、ハイトウで打った時の飛距離は120%位になります。

     フェイスのどの部分でインパクトするかによって、同じスイング、同じヘッドスピードでも、20%も飛距離アップさせる事が出来るんです。



    フェイスのトウからインパクトさせるコツはシャフトの逆しなり

    クラブをタメるスイングでは、シャフトが後ろにしなって、ヒールに当たる(上)

    クラブをタメるスイングでは、シャフトが後ろにしなって、ヒールに当たる(上)

     では、どうやればフェイスのハイトウでインパクトすることが出来るのか?

     これはとても簡単です。
     シャフトの「しなり戻り」という効果を利用すればいいだけなんです。

     皆さんが今までやってきた、左サイドを回転させて、クラブをタメるスイングでは、シャフトが後ろにしなって、ヘッドが遅れてフェイスが開いてインパクトしてしまいます。

     フェイスが開くと、ヒール側が前に出ます。
    そしてヒールからインパクトしてしまってヒールショットになる。結果、スライスボールになって、飛距離をロスしています。

    フェイスが開くと、ヒール側が前に出る

    シャフトのしなり戻りを生かしてアッパー軌道に打つ

    シャフトのしなり戻りを生かしてアッパー軌道に打つ

     しかし、右手を使ってダウンスイングのかなり早いタイミングで、ヘッドを開放してあげれば、ヘッドが先行して、シャフトは逆にしなります。

     これでトウ側からインパクトすることが可能になります。

     そして、クラブヘッドの最下点を20cm手前に持ってくれば、自然なアッパーブローでスイートスポットよりも高い位置でインパクトしやすいんです。

     たったこれだけで、ハイトウでインパクトする事が可能になります。

     特別なトレーニングや練習は一切必要ありません。
     右手を使って、ヘッドを早くリリースする。
     たったこれだけで、20%も飛距離アップ出来てしまうんです。

     是非、一度練習場で試してみて下さい。

    片山 晃氏のプロフィール

    片山 晃
    (アーリーバードゴルフクラブ)

    1957年生まれ。1999年から2004年にかけて大手メーカーで年間2500名以上のクラブフィッティングを担当。豊富な知識と的確なクラブフィッティングを行い、従来のゴルフ理論に疑問を抱き、シニアや女性でも飛ばせるようになるという「右手のゴルフ」を提唱。腰痛などに悩むアマチュアゴルファーでも飛ばせるようになると評判となり、様々なメディアで活躍中。著書に「奇跡の20ヤード」「右手で飛ばす!55歳からドライバーで260yd実現する方法」などがある。

    右手の教科書サイトをはじめました http://katayama-akira.com/

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