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ゴルフスイング アイアンの打ち方はダウンブロー?【動画コラム38回目】

ゴルフスイング アイアンの打ち方はダウンブロー?【動画コラム38回目】

「右手のゴルフ」を提唱し、「体重移動」「ボディターン」など従来の理論ではアマチュアは打てないと語る片山晃。今回はアイアンについてお話します。

配信日時:2017年11月18日 09時00分

アマチュアが意識的なダウンブロー行う事によるデメリット

 こんにちは。右手のゴルフの片山晃です。

 今回はアイアンの打ち方、ダウンブローについてご説明します。

 皆さんはプロゴルファーを参考にして、アイアンはダウンブローに打つものだと考えていませんか? 確かにアイアンはクラブの構造上、物理的にはダウンブローに打つ事が正解です。

 しかし、アマチュアの皆さんが意識的なダウンブロー行う事によるデメリットも存在します。

 そこで、正しいアイアンの打ち方をご説明します。

現在のアイアンでは、無理に上から打ち込む必要はない


クラブの構造上ダウンブローになってしまうのが正解

フェースがシャフトより後ろにあり、アイアンにもソールが存在する

フェースがシャフトより後ろにあり、アイアンにもソールが存在する

 まず、アイアンの打ち方を考えるにあたって、アイアンというクラブの構造を理解して下さい。

 アイアンはフェイスがシャフトよりも、後ろについています。

 という事は、構造的にダウンブローに打つ様に設計されている訳なんです。

 そして現在のアイアンは、ほとんどが低重心の設計になっていて、昔はフェースの高い位置のヒール寄りにスイートスポットがありましたが、現在はかなり低い位置にスイートスポットがあります。

 という事は、昔のアイアンは確かに上から打ち込む様に打たないと、スイートスポット付近でインパクト出来ない設計になっていました。

 しかし現在のアイアンでは、無理に上から打ち込む必要はない設計になっているんです。

 そんなアイアンで意図的にダウンブローに打とうとしてしまうと、ミスショットの原因になってしまいます。

 プロゴルファーの様に、確実にボールにコンタクト出来る軌道でヘッドをコントロール出来るのであれば、ダウンブローは大変有効です。ですが、打点が少しでもズレてしまうと、トップやダフリのミスになってしまいます。

 そういう意味で言うと、アマチュアゴルファーが現在のアイアンで意図的にダウンブローで打っていくのは、大きなリスクがあると私は考えています。

 では、アイアンはどういう風に打っていけばいいのか?

 ここでもクラブの構造を利用します。

 アイアンにもドライバーやフェアウェイウッドと同じ様にソールが存在します。

 大体、2cm位の幅のソールがあります。
 
 本当にダウンブローだけでボールをとらえなければいけないのであれば、アイアンにこんなソールは必要ありません。

 このソールを利用して、浅く緩やかな入射角でボールの手前からソールを滑らす様に打っていく。

 これが正しいアイアンの打ち方だと私は考えています。

 そもそも、アマチュアゴルファーは、打点が一定ではありません。

 上から鋭角に打ってしまうと、定まらない打点の問題点が一気に顕在化してしまいます。

 例えば、ほんの少しボールの手前に入ったら、リーディングエッジが地面に入っていってダフってしまいます。

 逆にボール側に入ってしまえばトップになってしまいます。

 しかし、浅く緩い入射角であれば、多少手前に入ってもソールが滑って前に進んでくれるので、インパクトに全く問題はありません。実は、この入射角こそがミスの許容範囲を大きくしてくれる要因なんです。

 ですので、アマチュアゴルファーは、上から鋭角に打っていくよりも、後ろからソールを滑らせる様に打った方が、ミスショットの可能性が低く、またクラブ設計通りのスピン量と飛距離で飛んでくれるんです。

 この打ち方をマスターすれば、ライに関係なく打っていくことが出来ますので、ゴルフがとても楽になります。

 では、次に浅く緩い入射角で打つ練習方法を紹介します。

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