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    ALBA722号〜深堀圭一郎「クラブが立つダウンスイングをマスター…ボールをグシャッと踏みつぶせ!」

    ALBA722号〜深堀圭一郎「クラブが立つダウンスイングをマスター…ボールをグシャッと踏みつぶせ!」

    配信日時:2017年12月19日 23時00分

    • レッスン
    目次 / index
    • インパクトで左足に8割体重がかかっていれば、クラブがインサイドから入るので、ボールがつかまる。また上からの軌道で打てるので、ボールを強く押し込むように打てる
    • 左足重心ならヘッドの軌道は上から下りてくるので、ロフトが立つ。ボールの先に最下点が来るので、ダウンブローに打てる
    • 右足に重心が残ると、すくい打ちの状態になり、フェースが寝る。ダフるか、フェースの下部に当たって薄い当たりになる
    この記事の写真 17 枚を見る
    ALBA722号(4月3週号)の巻頭特集は「あなたは8番アイアンで何ヤード?アイアンだって飛んだほうがいいんだ!」。みなさん、アイアンに飛距離は必要ないと思っていませんか?プロはドライバーが飛ぶのはもちろん、アイアンだって飛ぶ。ちなみに深堀圭一郎の8番アイアンのキャリーは160ヤード。ぶ厚いインパクトを目指せば、飛距離だけでなく、球の高さや方向性も安定してくるゾ!

    【アマ・プロの決定的な差は足裏】左足に乗ったつもりで右足に体重が残っていない?プロは左足8割インパクトでボールを飛ばしている

    インパクトで左足に8割体重がかかっていれば、クラブがインサイドから入るので、ボールがつかまる。また上からの軌道で打てるので、ボールを強く押し込むように打てる

    インパクトで左足に8割体重がかかっていれば、クラブがインサイドから入るので、ボールがつかまる。また上からの軌道で打てるので、ボールを強く押し込むように打てる

    ドライバーはそこそこ当たるのに、アイアンがなぜか上手く打てない。番手なりの距離が出ず、しっかりと飛んでくれない。その理由は体重のかかり方にあった!
    検証してくれたのは…青山充コーチ&片岡大育&木下稜介
    あおやま・みつる/71年生まれ。ツアープロコーチとして片岡大育(写真右)や木下稜介(同左)などを指導。六本木の『True Spec Golf』を拠点にレッスンを行っている ※ボディトラックとは…マット状の機械の上でスイングすると、スイング中の体重のかかり方が測定できる。左右の足だけでなく、ツマ先体重かカカト体重かも一目瞭然
    左足に体重を乗せても頭は左に流さない

    アイアンはダウンブローに打つのが基本。ということはヘッドの最下点がボールよりも先に来ないとダメなんです。理想は左足に8割体重を乗せてインパクトを迎えること。最下点がボールの手前に来てダフる人は、右に体重が残っているのです。

    実際にボディトラックという測定器でアマチュアの体重配分を見ると、10人中7人がインパクトで右足に体重が残って、左足に8割乗せられていませんでした。自分では左足に乗っているつもりでも、乗れていなかったのです。

    ただし上体が左に突っ込んで、左足に93%という数字の人も問題。これではつまってスライスしたり、左に引っかけたりと、ミスを引き起こします。アドレスよりも頭は左に流さず、左8割でインパクトすれば、ボールを強く押し込めます。
    左足重心ならヘッドの軌道は上から下りてくるので、ロフトが立つ。ボールの先に最下点が来るので、ダウンブローに打てる

    左足重心ならヘッドの軌道は上から下りてくるので、ロフトが立つ。ボールの先に最下点が来るので、ダウンブローに打てる

    右足に重心が残ると、すくい打ちの状態になり、フェースが寝る。ダフるか、フェースの下部に当たって薄い当たりになる

    右足に重心が残ると、すくい打ちの状態になり、フェースが寝る。ダフるか、フェースの下部に当たって薄い当たりになる

    【左下への体重移動を覚えるドリル】ボールをグシャッと踏みつぶせ!〜深堀圭一郎

    左足体重でも、左ヒザが割れると、コックが早くほどけてダフってしまう。ボールを踏んで深堀のダウンスイングの感覚を学ぼう。
    ふかぼり・けいいちろう/68年生まれ。東京都出身。フォーラムエンジニアリング所属。ツアー通算8勝。屈指のショットメーカーで理論派としても知られる
    左足拇指球の下にボールをセット。それを踏み潰すように力をかけると、下半身主導の正しい切り返しと左足の踏み込みがマスターできる。トップからダウンに入る踏み込みの動きを繰り返し練習してから、実際にボールを打ってみよう※地面の固いところで行うと、ケガをする恐れがあるので十分注意してください

    左足拇指球の下にボールをセット。それを踏み潰すように力をかけると、下半身主導の正しい切り返しと左足の踏み込みがマスターできる。トップからダウンに入る踏み込みの動きを繰り返し練習してから、実際にボールを打ってみよう※地面の固いところで行うと、ケガをする恐れがあるので十分注意してください

    踏み込みを意識すれば上体の力が抜ける

    「ダウンスイングでクラブが立つ体重移動をマスターするには、ボールを踏む練習がオススメです。

    左足拇指球の下にボールを置いて、それを踏みつぶすつもりで強く踏み込んでみてください。小さくて丸いゴルフボールは不安定なので、正しい方向に力をかけないと左足がズレてめくれてしまいます。ヨコ方向でなく、左下へグッと強く踏み込むのがコツ。こうすると、上体の力が抜けて、クラブが立って下りてきます。この踏み込みを強くするほど体重が左に乗って、インパクトのパワーが増大。ダウンブローでボールがつかまるため、強い球で飛ぶようになりますよ(深堀)」
    結果的に体重は右から左に移動するが、最初からヨコ方向の体重移動を意識して行うのは間違い。これではボールを強く踏めず、左足がめくれてしまう

    結果的に体重は右から左に移動するが、最初からヨコ方向の体重移動を意識して行うのは間違い。これではボールを強く踏めず、左足がめくれてしまう

    【OK】左の踏み込みで前傾角度が崩れない
    ボールを強く踏む感覚で振ると、上体の無駄な力が抜けて、低い重心のまま打てるため、前傾角度がキープできる。自然と左カカトに乗れる。
    【NG】左の踏み込みが弱いと体が浮いてしまう
    踏み込みが弱いまま、手先でクラブを振り下ろしたり、体を回したりすると、重心が高くなる。結果、前傾角度が崩れて、体が浮き上がってしまうので注意しよう。

    左足を強く踏み込めば、クラブが立つダウンブローに!

    この特集が掲載されたのは…

    ALBA722号…表紙はイ・ボミ
    ●巻頭特集…“あなたは8番アイアンで何ヤード?”アイアンだって飛んだほうがいいんだ!
    ●特集企画1…保存版・2017年ドライバー図鑑「スプリング1Wでぶっ飛ばせ!」
    ●特別企画2…絶対に寄せワン!グリーン周りのアプローチは番手を変えるが正解
    ●特別企画3…上を向いたフェースが“シャットに上げた”証拠「シャットに上げる選手がいま強い」

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