最強シニア・マークセンが断言「左目で球を見れば球がつかまるヨ」
2022年度、史上初の6試合連続優勝という偉業を成し遂げた史上最強シニアプロ、プラヤド・マークセン。今回は“特別”にスイングで大事なツボを教えてくれた。
配信日時:2023年9月22日 06時33分
スイングで特に大事なのは、軸を保つこと。ボクの持ち球はフェードですが、頭が左に突っ込んでアウトサイド・イン軌道になるとスライスになってしまう。つかまったフェードを打つためにも、ビハインド・ザ・ボールの形で振り抜くことを心掛けています。
ポイントはスイング中の視線の取り方。アドレスからボールを左目で見て、その視線のままスイングすると、ビハインド・ザ・ボールの形をキープでき、オンプレーンで下ろせるようになります。反対にボールを右目で見ると、顔が左に流れてカット打ちになってしまいます。
もうひとつ大事なのが、胸を大きく回すことですね。テークバックで右に、フォローで左に胸を回すと、軸を保ちやすくなるんです。また、胸を大きく回すと手先で合わせる動きが防げるので、ボールがちゃんとつかまってきます。ボクの6連勝スイング、試してみて下さい!
プラヤド・マークセン
1966年生まれ、タイ出身。2001年に日本ツアー参戦。08年マスターズ出場。22年は史上初の6連勝で4度目のシニア賞金王に。シニア最多の21勝。SINGHA所属