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    ゴルフのアライメントとは? ミスショットを防ぐアライメントの取り方とコツ

    気持ちよく当たったと思ったら、その勢いのままボールが思わぬ方向に飛んでいった……、そんな“ミスショットあるある”の原因は、アライメントにあるかもしれません。というのも、アドレス時に自分の構えた向きを確認することは難しい上に間違っていても気づきにくいものです。そこでこの記事では、プロや上級者でも狂いがちなアライメントの基礎知識と正しい取り方、コツについてまとめました。

    所属 ALBA Net編集部
    ALBA Net編集部 / ALBA Net

    配信日時:2024年5月7日 08時59分

    • レッスン
    • スイング理論
    目次 / index
    正しいアライメントをクセづけて、もったいないミスショットを減らしていこう
    正しいアライメントをクセづけて、もったいないミスショットを減らしていこう
    • 飛球線(スパットライン)に対して正しく平行に構えると、クラブが長くなるほど左を向いているような感覚になる
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    せっかくうまく打てたのに、とんでもない方向にボールが飛んでいった……。こんな経験は多くのゴルファーにあるのではないでしょうか。うまくボールにコンタクトできてもミスショットになってしまう場合、原因はスイングやグリップではなくアライメントにあるかもしれません。この記事では、プロや上級者でも狂いがちなアライメントの基礎知識と正しい取り方、コツについてまとめました。

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    1.ゴルフのアライメントとは「クラブと体の向き」のこと

    アライメント(alignment)はもともと「整列・一列に並んだもの」という意味です。そして、ゴルフでいうアライメントとは、「ターゲットに対してクラブと体の位置を調整すること」を指しています。

    間違ったアライメントがミスを誘発する

    間違ったアライメントで多いのは、右打ちの人が右を向いてしまうパターンです。これは効き目と利き手の影響によるもので、真っすぐに構えようとして目に頼ると、人間は自然と右を向いてしまいます。これを利用してコース設計されていることもあり、特に利き目と利き手が同じ場合、感覚だけでなんとなく構えるとほとんど方向を間違ってしまいます。

    そのようなアライメントの間違いに気づかないままショットを改善しようとすると、次々と多くのミスが誘発されてしまう可能性があります。例えば、真っすぐ立っているつもりなのに、右を向いているので右に飛ぶ、それを直すために左に出そうとしてフェースをかぶせるとボールが上がらない、だからボールを上げようとしてダフる……というような連鎖が考えられます。

    結局、何が悪いのか原因がわからないので、なかなか上達せず悩み続けることになってしまいます。

    2.正しいアライメントは「飛球線に対してクラブは垂直、体は平行」

    正しいアライメントでは、目標ではなく「飛球線に対してクラブは垂直、体は平行」になります。ここでアライメントの基本的なセット方法をしっかりとおさえましょう。

    基本的なアライメントのセット方法

    アライメントのセット方法は、以下の手順です。

    1.スパットラインを決める
    ボールの後ろに立ち、打ち出す方向(飛球線)を決める。飛球線上にスパット(目印)を見つけ、ボールとスパットを結んだライン(スパットライン)を決める。
    2.フェースの向きを合わせる
    スパットラインに対して、フェースを垂直に合わせる。
    3.スタンスを合わせる
    まず、ツマ先の向きをスパットラインに平行にセットする。
    次にヒザ、腰、胸、肩の向きを全て平行になるようにセットする。

    以上の手順を練習場で繰り返し、正しいアライメントを身につけます。自分がやりやすいようにルーティン化しましょう。

    アライメントの取り方 4つのコツ

    正しいアライメントを身につけるために、以下のコツも参考になるかもしれません。1はヒントとして活用してください。なかなかうまくいかない場合は、2~4を試してみると改善するかもしれません。

    アライメントの取り方のコツ1. スパットを設定する

    コースでは最初にスパット(目印:落ち葉やディボットなど)を見つけましょう。できればボールの前後に1つずつ見つけられると、正しいアライメントを取りやすくなります。

    ただし、スパットを探してスロープレーにならないよう注意が必要です。また、故意にモノを置く行為は規則違反ですので、ちょうどよいスパットがない場合は芝目など自分なりの目印で工夫しましょう。

    アライメントの取り方のコツ2. ボールと自分の間にある距離を意識する

    アライメントを作るとき、ゴルフクラブの長さを意識してみましょう。ボールと自分の体の間には意外と距離があります。一番長さのあるドライバーではボールとの間に1m以上距離があるため、体を目標に対して平行にすると右を向いてしまいます。

    飛球線(スパットライン)に対して正しく平行に構えると、クラブが長くなるほど左を向いているような感覚になる

    飛球線(スパットライン)に対して正しく平行に構えると、クラブが長くなるほど左を向いているような感覚になる

    アライメントの取り方のコツ3. 【半身で始める】右手一本でアドレスする

    思い切って、半身でアドレスしてみましょう。左利きの人は、文中の左右を入れ替えて読んでください。

    まずは左肩を開いた状態で入り、右手一本でアドレスしてフェースを合わせます。それから体のセットアップをしましょう。こうすることで上体が開き、飛球線に対して平行になりやすくなります。左に向きすぎないよう注意してください。

    アライメントの取り方のコツ4. 【半身で始める】セットアップに右足から入る

    半身のアドレス2つ目は、右足から入り、それを基準にアドレスする方法です。

    最初に、飛球線から直角に引いた架空の線(重心)を、またぐような位置を意識して右足を置きます。このとき、左足を後ろに引くようにしてフェースを合わせると右を向きづらくなります。そのあとで、飛球線に対して平行にスタンスを取りましょう。

    3.正しいアライメントをクセづけよう

    球を打つ際に、毎回「まずフェースを合わせて、それからスタンスを合わせて……」とやってもいいのですが、スロープレーにつながりかねません。スムーズに楽しくプレーするためには、アライメントの取り方をルーティンとしてしっかりクセづけるとよいでしょう。

    動画を撮影して客観的に確認する

    正しいアライメントになっているかどうかを先に確認しましょう。最も手軽な方法は、後方から動画を撮影することです。正しいと思う構えで実際に打つ様子を客観的に確認すると、修正すべき点がかなりクリアになります。

    一緒に練習している人に背後から見てもらい、修正してもらってもよいでしょう。ただし、ゴルフの正式ルールではキャディが後ろに立つことは禁止されているので、練習場や仲間同士のラウンドの際にお願いするのが無難です。

    練習場のマットを使って感覚を身につける

    練習場では真っすぐ打てるのにコースでは右に飛ぶという場合は、アライメントが間違っている可能性があります。その場合、練習場での練習を見直してみましょう。

    第1段階では、長方形のマットの切れ目などを利用して、飛球線に対して平行に構えるクセをつけましょう。そして第2段階として、練習場でもマットの線とは違う方向をターゲットにして練習します。看板やカゴなどを目標にしてもまっすぐ打ち出せるようになれば、ある程度正しいアライメントが身についているはずです。それをルーティン化して身につけましょう。

    ゴルフコースには、練習場のような人工的な直線はほとんど見当たりません。設計上の仕掛けや利き目の錯覚があることを意識して、常に飛球線に対して平行になるようにアライメントを取りましょう。

    4.まとめ

    正しいアライメントはナイスショットに欠かせませんが、上級者やプロでも狂いがちです。ルーティン化できるようになった後も、スライスやダフリなどのミスが出るようになったら、基本に立ち返って修正しましょう。

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    • スイング理論

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