ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ

現在トータルドライビング1位! 桑木志帆は“あおり知らず”な高い右サイドでフェアウェイを狙い撃ち【女子プロのドラテク】

現在トータルドライビング1位! 桑木志帆は“あおり知らず”な高い右サイドでフェアウェイを狙い撃ち【女子プロのドラテク】

2022年のトータルドライビングのタイトルを獲得し、今年も同部門で1位を走る桑木志帆の飛んで曲がらないスイングを、石井忍が解説する。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2024年5月28日 08時05分

桑木志帆が飛んで曲がらないのはなぜ?
桑木志帆が飛んで曲がらないのはなぜ? (撮影:GettyImages)
桑木志帆のドライバースイング
桑木志帆のドライバースイング
桑木志帆のドライバースイング
桑木志帆のドライバースイング
桑木志帆のドライバースイング
桑木志帆のドライバースイング
桑木志帆のドライバースイング
桑木志帆のドライバースイング
桑木志帆のドライバースイング
桑木志帆のドライバースイング
桑木志帆のドライバースイング
桑木志帆のドライバースイング
桑木志帆のドライバースイング
桑木志帆のドライバースイング
桑木志帆のドライバースイング
桑木志帆のドライバースイング
桑木志帆のドライバースイング
桑木志帆のドライバースイング
1 / 18
桑木志帆のドライバースイング (撮影:上山敬太)

2024年も盛り上がりをみせる国内女子ツアー。彼女たちのスイングには効率よく飛ばす要素が詰まっている。今回取り上げるのは、ドライビングディスタンスの順位と、フェアウェイキープ率の順位を合算したトータルドライビング部門で現在1位を走る桑木志帆。22年には同部門のタイトルを獲得した飛んで曲がらないスイングを、石井忍が解説する。



スイング全体の雰囲気は米ツアーで通算21勝を挙げたデービス・ラブIII。切り返したときには右サイドの高さがあります。そしてダウンスイングではセルヒオ・ガルシアのような深いタメを作って下ろしていきます。肩甲骨がやわらかくてすごいですね。

飛んで曲がらない要因は、あおらないところにあります。右サイドを高く保って打つため、入射角がアッパーになりすぎない。下からあおってアッパー軌道が強くなると右プッシュやチーピンが出やすくなります。

また、右サイドが高いと上体が左に突っ込み、カット軌道になりがちですが、インパクトに向けて右ワキ腹を縮める側屈が入ることで、ビハインド・ザ・ボールで打つことができます。

右肩を高く保ってインパクトを迎えると入射角が安定する。右サイドが下がってアッパー軌道が強くなると、右プッシュやチーピンを誘発する
右プッシュやチーピンが出やすい人には、右足でボールを踏んで打つドリルが効く
右足でボールを踏んで打つドリルで、右サイドを高く保つ感覚が身に付き、あおり打ちを矯正できる
1 / 3
右肩を高く保ってインパクトを迎えると入射角が安定する。右サイドが下がってアッパー軌道が強くなると、右プッシュやチーピンを誘発する (撮影:田中宏幸)

右プッシュやチーピンに悩むゴルファーは、右足でボールを踏んで右サイドが下がらないように打つドリルがオススメ。あおり打ちを矯正することができ、入射角が安定してきます。ただし、カット軌道のスライサーがやるとスライスを助長するので注意してください。

■桑木志帆
くわき・しほ/2003年生まれ、岡山県出身。昨シーズンは2位が3回、3位が2回と何度も優勝争いに絡みながらツアー初勝利には届かなかった。それでもメルセデス・ランキング10位と躍進し初シードを獲得。今季は初優勝に期待がかかる。大和ハウス工業所属。

■石井忍
いしい・しのぶ/1974年生まれ。千葉県出身。98年にプロ転向し、かつてはツアープレーヤーとしてレギュラーツアーで戦っていた。現在は『エースゴルフクラブ』を主宰し、プロゴルファーやアマチュアの指導を行うほか、軽快なトークで解説者としても人気を博す。

石井忍が桑木志帆のスイングを解説

石井忍が桑木志帆のスイングを解説 (撮影:田中宏幸)

◇ ◇ ◇

●ヘッドスピードが同じでも飛ぶ人と飛ばない人がいる。その違いは『インパクトロフト』。PGAツアーの飛ばし屋、ローリー・マキロイはロフトを立てて、330ヤードを連発している。関連記事の【R・マキロイは、“コークスクリューパンチ”でロフトを立てて飛ばしていた!】を読んで、効率の良い当て方をマスターしよう。

連載

女子プロのドラテク

レッスン 週間アクセスランキング


おすすめコンテンツ

関連サイト