アイアンが良いとドライバーが悪い?その根本原因と対策!クラブの長さが違うとなぜミスショットが起きるのか?【動画リンク有】
80を切るためのアイアンレッスン、今回指導するのは人気ティーチングプロの工藤広治。レッスンテーマは「クラブの長さが違うとなぜミスショットが起きるのか?」。クラブ(番手)にあったトップ位置を作れないとミスを招きやすい。ショートアイアンとドライバーの比較で考えると、ショートアイアンはトップ位置を高くすることが特に重要。高いトップの作り方から打ち方までを詳しくレッスンする。
配信日時:2023年5月1日 07時25分
クラブの番手にあったトップ位置がある
これは上級者にありがちなのですが、ドライバーは調子いいけれども、アイアンが調子悪い。あるいは反対に、今日はアイアンが調子いいけれども、逆にドライバーが調子悪いという人がいます。
ドライバーとアイアンが「両方とも調子が良い」となりにくい原因は、クラブの長さにあります。
クラブの長さが違うので「トップの位置を変える必要がある」んです。鍵を握るのはトップ位置です。
ドライバーはクラブが長いので、ややフラット軌道。横振りに近くなりますけれども、アイアン、特にショートアイアンは短いのでクラブは縦に上げていく。一方、長いクラブでは横に上げていきます。
クラブの角度で言うと、角度がある位置(※写真を参照)から、変わっていきます。
ショートアイアンほどアップライト(縦)に上げて、ドライバーほど横に上げていきます。
どうしても起こりがちなのがドライバーもショートアイアンも同じトップの位置を作ってしまう人が多いです。
同じ位置にトップを作ってしまうと、クラブの長さが実際にはこれだけ違うわけで、さらにライ角も違うわけですから、どちらかのクラブの調子が偏ってしまうんですね。
アイアンが調子良い時はドライバーがダメ、という現象はこうして起きます。
アイアンが調子良い時起きる、ドライバーのミス
アイアンが調子良いという事は、手がしっかり上がっているという事なんです。上から打ち込むアップライトの高さが出ているということです。
そのアイアンの形のままドライバーのトップを作ってしまうと、今度はアップライトすぎて打ち込みすぎて、フェースが開いてスライスしやすくなります。
ドライバーが調子良い時起きる、ショートアイアンのミス
ドライバーが調子良い時はややフラット軌道です。体が回ってフラット綺麗になっているはずです。そのトップの位置のまま、今度アイアンを振ってしまうと低く入りすぎて、どうしても引っ掛けやすくなります。
ショートアイアンもそうですが、トップが低い位置から降ってしまうと、どうしてもインサイドから入って、ダフりやすくなります。
ダフってとらえると、どうしてもひっかけが止まらなくなってしまいます。
詳細は動画をご覧ください。
■工藤広治(くどう・こうじ)/プロフィール。1973年生まれ。