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川崎春花は158cm・51kgで、なぜ250Yも飛ぶ? 「上から下に振るシンプルなスイング」【プロコーチが解説】

川崎春花は158cm・51kgで、なぜ250Yも飛ぶ? 「上から下に振るシンプルなスイング」【プロコーチが解説】

23日発売のゴルフ雑誌ALBA909号では、川崎春花のスイングについて徹底分析。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年2月5日 01時00分

タテ振りで振り下ろす川崎のスイング
タテ振りで振り下ろす川崎のスイング
インにヘッドを振り上げると、右ヒジを畳むことになり、トップが小さくなる
手元を高く保った姿勢から腕を振って、クラブを立てて振り下ろす。シャローイングのようにシャフトを寝かせると振り遅れる
高いトップを作って腕から下ろすだけなので、体重移動は必要なし。また下半身から切り返す必要もないという
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インにヘッドを振り上げると、右ヒジを畳むことになり、トップが小さくなる

身長158cm、体重51kgと小柄なのに、ドライバーでは250ヤード超えのショットを放つ川崎春花。どうしてそんなに飛ぶのか? 1月23日発売のゴルフ雑誌ALBA909号では、川崎が効率的に飛ばせるポイントをプロコーチの阿河徹に聞いている。

【連続写真】高いトップから直線的に下ろすスイング! アウトに上げて腕から振り下ろす

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彼女のように上から下に振るシンプルなスイングをするための1つめのポイントはテークバックです。手元を内側に保ってヘッドをやや外に上げることで、高いトップが作りやすくなります。コックも早めに入れることで、タテに上げやすくなる。後方から見たとき、バックスイングでグリップエンドはボールの手前側を指していることが分かります。クラブを立てて振り上げている証拠ですね。

インにヘッドを振り上げると、右ヒジを畳むことになり、トップが小さくなってしまうので、注意してください。また、テークバックの際に、右腰を後ろに引くことで、リバースピボットも防げます。

2つ目のポイントはダウンスイングです。いわゆるシャローイングのように切り返しでシャフトを寝かせる動きを入れると、手元が浮いて振り遅れてしまいます。クラブを立てて振り上げたら、シャフトを立てたまま振り下ろす。すると、上から下に振るスイングがしやすくなるのです。

最後のポイントは切り返し。高いトップを作ったら、腕から下ろすだけなので、体重移動の意識は必要ありません。また、彼女の場合、下半身から切り返す意識もないと思います。高いトップを作ったら、腕を真下に振るイメージで打てば、厚いインパクトが作れますよ。

■川崎春花
かわさき・はるか/2003年生まれ、京都府出身。22年のルーキーシーズンにメジャー初優勝を含む2勝をマーク。昨シーズンはキャリアハイとなる年間3勝を挙げてメルセデス・ランキング9位と躍進した。村田製作所所属。

■阿河 徹
あが・とおる/1976年生まれ。谷原秀人や金田久美子など、これまでに50人以上の男女プロゴルファーを指導。現在は藤本佳則や塩見好輝らを教えている。東京都世田谷区にある井山ゴルフ練習場を中心にレッスン活動を行う。

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●昨季3勝の川崎春花のスイングを分析。関連記事【「主流のスイングとは真逆」 川崎春花は158cm・51kgで、なぜ250ヤードも飛ばせるのか?【プロコーチが解説】】を読めば、強さの秘密が分かります。

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