森田理香子の“カット軌道”修正ドリル 「ボール3個分の幅で打てますか?」
カット軌道のスライスに悩むゴルフ好きのサッカー解説者、福田正博さんに森田理香子が教えたドリルとは?
配信日時:2024年8月6日 23時08分
ゴルフ好きのサッカー解説者、福田正博さんの悩みはカット軌道のスライス。そこで、今年ツアーに復帰した森田理香子に習うために瀬田ゴルフコース(滋賀県)に向かった。森田が提案したのは、クラブを2本地面に置いたドリル。すると、福田さんのインパクト音が変わったぞ。
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【森田】福田さんはインに上げる癖がありますね。すると、ヘッドがループしてアウトから下りやすくなるんです。クラブ2本をボール3個分の間隔で平行に置いて、その間に置いたボールをハーフスイングで打ってみましょう。最初はサンドウェッジ、慣れてきたら8番アイアンを使います。
【福田】けっこう難しいですね。真っすぐ振れない……。
【森田】テークバックで止めてください。ほら、手を使ってインに引いていますよね。もっとヘッドの重みを感じて両腕のリキミを取りましょう。アドレスの手元の位置が高いので、ハンドダウンに構えて、テークバックでヘッドは外、手元は中に動かします。下半身も積極的に使ってください。
【福田】今度は真っすぐ振れたけど、全然飛ばなかった……。
【森田】それでいいんです。ダウンスイングからフィニッシュに向かって右ヒザを左に送って打つと、「ポコッ」という打音が「パシッ」という芯を喰った音に変わりました。この音が出るということは、真っすぐ振れている証拠。これを続けると、手打ちによるスライスが直りますよ。
【福田】次のラウンドが楽しみです。ありがとうございました。
■森田理香子
もりた・りかこ/1990年生まれ、京都府出身。2010年に圧倒的な飛距離を武器に、ツアー初優勝。13年には年間4勝を挙げて賞金女王に輝いた。18年にツアー休養を発表し、今季6年ぶりに復帰を果たした。
■福田正博
ふくだ・まさひろ/1966年生まれ、神奈川県出身。現役時代は『ミスター・レッズ』と呼ばれてサポーターから愛され、日本代表としても活躍した。ゴルフ歴30年で、平均スコアは「90」。カットスライスによるドライバーのOBが悩み。
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●圧倒的な飛距離を見せる森田理香子。クラブセッティングを見ると、3番アイアンが入っている。関連記事【森田理香子さん、さすがに3番アイアンはやさしいモデルなんですか?】を読めば、森田がアイアンでも飛ばせる秘密が分かるぞ。