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川崎春花は158cm・51kgで、なぜ250Yも飛ぶ? 「右腕は外に回しつつ下ろすと、インから下ろせる」【プロコーチが解説】

川崎春花は158cm・51kgで、なぜ250Yも飛ぶ? 「右腕は外に回しつつ下ろすと、インから下ろせる」【プロコーチが解説】

ゴルフ雑誌ALBA909号では、川崎春花のスイングについて徹底分析。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年2月17日 01時00分

高いトップから直線的にクラブを下ろす川崎。カット打ちにならないコツがあるという
高いトップから直線的にクラブを下ろす川崎。カット打ちにならないコツがあるという
ダウンスイングで右腕を外側に回しながら下ろすと、クラブを立てて下ろしても、プレーンに振り下ろせる
右腕を内側に回すとアウトからクラブが下りてしまう。高いトップから立てて振り下ろすため、カット打ちになりやすいのだ
右手でウェッジを持ち、素振りをしよう。ややアウトに振り上げて右回りのイメージで振ると、右腕を外に回す感覚がつかみやすい
川﨑式スイングではリリースも大事。右手1本で振る際は、バンスを地面にぶつけることで、正しくリリースする感覚を体感できる
ジョニ男さんもドリルをやってみて、驚くほど飛距離アップできたという
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ダウンスイングで右腕を外側に回しながら下ろすと、クラブを立てて下ろしても、プレーンに振り下ろせる (撮影:田中宏幸)

身長158cm、体重51kgと小柄なのに、ドライバーでは250ヤード超えのショットを放つ川崎春花。どうしてそんなに飛ぶのか? 川崎が効率的に飛ばせるポイントをプロコーチの阿河徹が分析。“ミスター180ヤード”こと、岩井ジョニ男さんを阿河が直接レッスンした内容をレポートしたい。

【連続写真】高いトップから直線的に下ろすスイング! 右手を外に回しつつ下ろすと、インから下ろせた

◇ ◇ ◇

【阿河】下半身リードを意識せずに"上から下に振る"川崎プロ式スイングには大事なポイントがあります。

【ジョニ男】何でしょうか? 全然わかりません。

【阿河】川崎プロは、基本的にトップでクラブを寝かさずにタテに振り下ろしますが、そうなるとカット打ちになりやすい。特にダウンで右腕が内側に回るとアウトから下りやすくなります。だから、右腕を外側に回しながら、振り下ろすことが大事です。

【ジョニ男】なるほど。で、実際にはどうすれば……。

【阿河】ウェッジを右手で持って素振りをしましょう。バックスイングでややアウトに上げて、ダウンスイングでは右腕を外に回しながら下ろしてください。リリースしてバンスを地面にぶつけることも大事です。

【ジョニ男】なるほど。右手でウェッジを持って素振りをすると、インから下ろす感覚が分かりやすいですね。リリースの感覚もつかみやすいです。

■川崎春花
かわさき・はるか/2003年生まれ、京都府出身。22年のルーキーシーズンにメジャー初優勝を含む2勝をマーク。昨シーズンはキャリアハイとなる年間3勝を挙げてメルセデス・ランキング9位と躍進した。村田製作所所属。

■阿河 徹
あが・とおる/1976年生まれ。谷原秀人や金田久美子など、これまでに50人以上の男女プロゴルファーを指導。現在は藤本佳則や塩見好輝らを教えている。東京都世田谷区にある井山ゴルフ練習場を中心にレッスン活動を行う。

■岩井ジョニ男さん
いわい・じょにお/年齢非公表。千葉県出身。ベストは89だが、普段は100前後。飛ばないスライスが持ち球で、飛距離は諦め気味。仲間からも“ミスター180ヤード”と呼ばれている。

◇ ◇ ◇

●昨季3勝の川崎春花のスイングを分析。関連記事【「主流のスイングとは真逆」 川崎春花は158cm・51kgで、なぜ250ヤードも飛ばせるのか?【プロコーチが解説】】を読めば、強さの秘密が分かります。

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