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    ゴルフでインサイドイン軌道が理想といわれる理由と練習方法

    アベレージゴルファーや初心者の人で、球筋が安定しない、スライスばかり出てしまうと悩んでいる人は多いのではないでしょうか。ゴルフを始めて最初の頃はスイングも安定しないため、当然といえば当然です。しかし、そのままにしておくと、いつまでたっても上達できません。そんな人に挑戦して欲しいのが理想の軌道といわれるインサイドインのスイングです。インサイドインはなぜ理想といわれるのか、どうすれば習得できるのか、練習方法と合わせて解説します。

    所属 ALBA Net編集部
    ALBA Net編集部 / ALBA Net

    配信日時:2024年5月27日 08時48分

    • レッスン
    • スイング理論
    目次 / index
    • インサイドイン
    • アウトサイドイン
    • インサイドアウト
    この記事の写真 4 枚を見る

    1.ゴルフスイングのインサイドインとは 

    ゴルフクラブのスイング軌道、つまり、クラブを上げていき、トップから切り返して振り下ろし、インパクトを迎えてフォロースルーに入り、フィニッシュに向かうまでのヘッドの通り道は、円形の弧を描きます。

    この弧を描くヘッドの動きは、インパクト前後を見てみると分かりやすいと思います。ボールの内側(体に近いほう)からヘッドが入っていき、インパクトの後も内側を通って抜けていく。このスイング軌道がインサイドインになります。

    2.インサイドインが理想のスイング軌道といわれる理由

    それではなぜインサイドインが理想のスイングといわれるのでしょうか。ボールの打ち出される方向やスピンの強さ、回転方向はスイング軌道とフェースの向きによって決まります。

    元々ゴルフのスイングは体全体を使った複雑な動き。アドレスでセットしたとおりのフェースの向きでボールを打つのは難しく、ミスショットはつきものです。だからこそ、なるべくミスの少ないスイングをしたいもの。その、ミスの少ないスイングがインサイドイン軌道なのです。

    インサイドイン

    インサイドイン

    インサイドイン

    前述のとおり、クラブ軌道が弧を描きながら、ヘッドがボールの内側から入って内側に抜ける軌道がインサイドインです。インパクト時、フェースがスクエアな状態でボールにヒットしやすいため、サイドスピンのかからないストレートボールが打てます。これが、インサイドインがミスショットしにくいといわれる理由です。

    3.ミスが出やすいスイング軌道

    インサイドインを含め、代表的なスイング軌道は3種類あります。その残りの2つがアウトサイドインとインサイドアウトです。それぞれの軌道の違いや特徴を説明します。

    アウトサイドイン

    アウトサイドイン

    アウトサイドイン

    ヘッドがボールの外側から入って内側に抜ける軌道がアウトサイドインです。アマチュアに最も多い軌道で、ボールに右回転がかかるため、スライスが出やすいです。

    アウトサイドインの原因は、上体の捻転不足や手打ち、オープンスタンスに構えていることなどが挙げられます。アウトサイドからクラブが入ると、いわゆるカット打ちになってしまい、弱々しいスライスボールになるため、飛距離も出ません。

    また、ボールを外側から内側に引っ張るスイングになると、ヒッカケの原因にもなります。フェースが閉じて当たれば、さらに左に曲がるチーピンなどの危険なボールも出る可能性があります。

    インサイドアウト

    インサイドアウト

    インサイドアウト

    ヘッドがボールの内側から入って外側に抜ける軌道がインサイドアウトです。アウトサイドインとは逆で、ボールに左回転がかかるためフックが出やすいです。

    インサイドアウト軌道はクローズスタンスで構えたときや、肩が回りすぎてしまったときに起こりやすいです。また、フックのほかにも、スイング軌道が目標より右を向いているため、スイング軌道とフェースの向きが同じなら、右に飛び出すプッシュボール。フェースが開いていれば右に飛び出してさらに右に曲がるプッシュスライスが出る危険もあります。

    このように、インサイドインに比べて、スイング軌道が左右に動き、ボールにサイドスピンがかかるアウトサイドインやインサイドアウトはミスが出やすい軌道といわれています。ですが、フェードボールを打つときはアウトサイドインに、ドローボールを打つときはインサイドアウトを意識するなど、曲げる球を打つときには有効な手段になる場合もある点は念頭に置いておいてください。

    3.インサイドインの作り方

    それでは、どうすればインサイドインのスイング軌道が作れるのか。アドレスとスイングを確認していきましょう。

    アドレス

    アドレスではスタンス、腰のライン、肩のラインを目標方向と平行に構えます。特に注意して欲しいのは肩のライン。右打ちの人がクラブを握る場合、右手が左手よりクラブの先を握るため、右肩が前に出る傾向があります。このまま無意識に構えると肩のラインは左を向いてしまい、オープンスタンスになりやすいです。意識的に右肩を引けば、目標方向に正しく構えられます。

    スイング

    テークバックでは、右ヒジを折りたたみながら左肩を入れていけば、正しいトップの状態が作りやすくなります。右ヒジが開いたり、左手首が外側に折れたりすると、ヘッドが正しい軌道から外れてしまい、クラブが外側から下りやすくなる原因になります。

    正しいトップが作れたら、そこからゆっくりクラブを下ろしていきます。バックスイングでクラブを上げた軌道をなぞるイメージで下ろし、インパクト後は左肩に向かってクラブを振り上げていきましょう。大きな円弧を描くイメージで振り切り、そうして行き着いた先がフィニッシュの位置です。フルスイングが難しければ、ハーフショットで感覚をつかんでいきましょう。

    練習方法

    クラブヘッドが正しく入っているかの確認として、打つボールの後方外側と前方外側(アウトサイド側)に障害物となる別のボールを置いて打つ方法がおすすめです。

    インパクトに向かう際、後方外側のボールに当たってしまえばクラブがアウトサイドから下りていることになり、インパクト後に前方外側のボールに当たれば、クラブヘッドがアウトサイドに抜けていることを意味します。障害物となるボールに当たらなければ、インサイドインの軌道で振れていることになります。

    4.まとめ

    インサイドインは、ストレートボールを打つうえで基本となるスイング軌道になります。左右のミスが減るため、スコアアップにも直結しやすく、練習を積み重ねていけば習得も可能です。

    また、元々スライスが多かった人がインサイドイン軌道を身に付けることで、ボールが曲がるメカニズムも自然と理解できるでしょう。何が原因でボールが曲がり、どう対処すればいいかを知ることで、実践でのミスも減らせます。

    本記事では、インサイドイン軌道の優位性や練習方法を説明しました。上級者を目指すべく、是非参考にしてみてください。

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    • スイング理論

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