「スイング中にヒザを動かすな!」があなたに当てはまるとは限らない! 体の一部を叩くと分かるんです
地面反力やレイドオフ、気になるレッスンを試してみたけれど、自分には合わなかった……なんてこと、ゴルファーなら一度は経験したことがあるだろう。「人それぞれ力が入る姿勢や動きは異なるので、パワーコネクティング(※1)でそのレッスンが自分に合うか見極めましょう」と話すのは、川崎志穂などを指導する、プロコーチの平尾貴幸氏。今回はスイング中にヒザを動かしていいタイプかどうかを診断する。
配信日時:2025年1月12日 23時15分
地面反力やレイドオフ、気になるレッスンを試してみたけれど、自分には合わなかった……なんてこと、ゴルファーなら一度は経験したことがあるだろう。「人それぞれ力が入る姿勢や動きは異なるので、パワーコネクティング(※1)でそのレッスンが自分に合うか見極めましょう」と話すのは、川崎志穂などを指導する、プロコーチの平尾貴幸氏。今回はスイング中にヒザを動かしていいタイプかどうかを診断する。
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平尾:従来のゴルフレッスンでは「ヒザを動かしてはいけない」というのが定説でしたが、ヒザを大きく動かしてボールを打つ方が力を発揮できる場合があります。
川崎:今回はどうやって相性を診断するんですか?
平尾:ヒザの裏を叩いた後に基本姿勢(※2、両ヒジを90度くらいに曲げて体に付け、腰を少し落とす)を取って引っ張ってもらったときと、アキレス腱を叩いた後に基本姿勢を取って引っ張ってもらったときの力の入り具合を比べるだけで分かりますよ。
川崎:これだけで力の入り方が変わるなんて信じられませんが、本当に変わるものですね……。私はアキレス腱を叩いてからの方が力が入りました。
平尾:その場合、足首や足元を使ってスイングする方が得意なので、ヒザの動きは控えめになりますね。私はヒザ裏を叩いたときに力が入るタイプ。バックスイングでは左ヒザをかなり前に出して、右ヒザを伸ばしていますよ。
川崎:真逆の感覚ですね(笑)。でも、人によって力の入り方は違うから、自分に合った動きを見つけることは重要ですね! ぜひ試してみてくださいね!
■川崎志穂
かわさき・しほ/1996年生まれ、千葉県出身。2017年にプロ入り。身長170センチの長身から放たれる260ヤード越えのロングドライブが武器。ミツウロコグループ所属。
■平尾貴幸
ひらお・たかゆき/1979年生まれ。日本大学ゴルフ部出身で25歳からレッスン活動をスタート。川崎志穂を17歳から指導し、新垣比菜などのコーチも務めた。PGAティーチングプロA級取得。
(※1)
野球、バスケットボール、格闘技などあらゆるスポーツで話題になっている新しい運動理論。力が入りやすく、体が動きやすい姿勢は一人一人違っていることを前提として、一人一人に合ったポジションを提唱する。
(※2)
両ヒジを90度くらいに曲げて体に付け、腰を少し落とすのがパワーコネクティングの基本姿勢。この姿勢で引っ張ってもらい、力が入るかどうかをチェックする。
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