◾️ハンパない効率の良さ! 漫画で楽しく『宮里道場』の飛ばしレッスン
あまり飛距離のイメージはないかもしれない。かつて世界一にも輝いた宮里藍は、外国人選手に比べて小柄(155センチ)だったが平均240ヤード以上は飛ばしていた。その効率の良さを、父でありコーチの優氏に教えてもらおう。
【1】知っておきたい『正しいトップ』の形! 右ヒジの角度は何度が正解?
「まず正しいトップとは、シャフトが地面とも飛球線とも平行になっている状態をいいます。そして、その正しいトップを作るためのポイントが〝右ヒジ〟です。トップでの右ヒジの角度は90度が理想。そして上腕(ヒジから肩にかけて)は地面に対して平行になります。こうすると、クラブフェースが斜め45度を向くスクエアなポジションを実現しやすい。逆に右ヒジが鋭角に折れてしまうと、右ヒジが下がりトップが低くなる。シャフトは飛球線方向より左を指すので、フェースが天を向いたシャットフェースになってしまいます」
【2】『フォローは大きくのびのびと』vs『左ワキは締める』どっちが正しいの?
「私は、球筋の基本はドローボールだと考えています。ドローボールとは『捕まった球』で、スイングプレーンで考えたとき、インサイド・アウトのスイングになります。つまり、トップよりフォローのほうが少し高くなる。この〝フォローを高く〟することが飛距離アップのポイントになります。そして、『高く大きなフォロー』を実現するためには、左ワキを適度に開けて、腕を体から切り離すことが大切なんです」