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今季年間女王候補・小祝さくらが“シャフトクロス”してもドローが打てる秘密は「タックイン」【プロコーチがスイング解説】

今季年間女王候補・小祝さくらが“シャフトクロス”してもドローが打てる秘密は「タックイン」【プロコーチがスイング解説】

いよいよ明日から国内女子ツアーが開幕。6季連続でメルセデス・ランキングトップ10に入り続け、今季年間女王候補の1人でもある小祝さくらのスイングを、 臼井麗香のコーチを務める柳橋章徳氏に解説してもらった。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年3月5日 03時46分

小祝さくらはトップでシャフトクロスしても、右ヒジを体の前に入れるタックインという動きで振り遅れないという
小祝さくらはトップでシャフトクロスしても、右ヒジを体の前に入れるタックインという動きで振り遅れないという

いよいよ明日から国内女子ツアーが開幕。6季連続でメルセデス・ランキングトップ10に入り続け、今季年間女王候補の1人でもある小祝さくらのスイングを、 臼井麗香のコーチを務める柳橋章徳氏に解説してもらった。

【連続写真】シャフトクロスで飛距離アップ! 小祝さくらの“右ヒジ”に注目



小祝選手のスイングの特徴はトップでシャフトクロスし、そのエネルギーを使ってドローで飛ばしていること。シャフトを若干立てながら上げて、トップでクロスさせ、そこから寝かせる動きを入れて、インパクト付近から左に振り抜いています。これでシャフトをしならせられていますし、ヘッドも加速できている。飛距離が出る秘訣なので、これは絶対に直さない方がいい動きですね。

アマチュアゴルファーの場合、トップでシャフトクロスすると切り返し以降で右ヒジが胸の前から外れてしまう。しかし、小祝選手は切り返し以降で右ヒジを胸の前に入れる『タックイン』という動きを入れています。なので、振り遅れることがないんです。

右の骨盤の高さが一定なのもポイント。体が右に倒れ過ぎることがないので、ショットが安定します。右に体を倒さなくてもアッパー軌道で打てているのは、小祝選手が右軸で打つタイプだからですね。軸については、右が良い、左が良いという話ではなく、相性ですが、小祝選手が一番力を出せるポイントなんだろうと思います。

6年連続でメルセデス・ランキングトップ10に入っている小祝さくら。今季の年間女王候補にも挙がっている

6年連続でメルセデス・ランキングトップ10に入っている小祝さくら。今季の年間女王候補にも挙がっている

■小祝さくら
こいわい・さくら/ 1998年生まれ、北海道出身。2018年から6季連続でメルセデス・ランキングトップ10を継続。ドライバーの平均飛距離は250ヤードを超える。ニトリ所属。

■柳橋章徳
やぎはし・あきのり/1985年生まれ、茨城県出身。強豪・中央学院大学ゴルフ部ではレギュラーとして活躍。PGAティーチングプロA級の資格を取得し、男女のトッププロを指導。現在は臼井麗香のコーチを務める。



世界中のツアー通算113勝を挙げているジャンボ尾崎のスイングは、現代でも大いに参考になる。関連記事「ジャンボ尾崎は40年前から時代を先取り! 小さなメタルウッドで300Y飛ばす秘密とは?【ジャンボ軍団が解説】」で解説している。

ゴルフを始めたきっかけは宮里藍が好きなお母さん 小祝さくらのプロフィールはこちらドライバーがフェアウェイにいかない……。小祝さくらは「200%素振りで本番でも曲がらない」
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