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    アプローチ名人・青木瀬令奈が考える“ぴったり距離感”のための力感を、具体的に教えてもらった

    ツアー屈指のアプローチ名人である青木瀬令奈に狙い通りの場所に打つコツを聞くと、「特にダウンスイング以降、ゆっくり振ることが大切」とのこと。ポイントは右手の中指と人差し指だ。

    所属 ALBA Net編集部
    ALBA Net編集部 / ALBA Net

    配信日時:2023年9月12日 11時02分

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    右手の人差し指、中指でヘッドの重さを感じれば、ゆったり振れる
    右手の人差し指、中指でヘッドの重さを感じれば、ゆったり振れる
    • 「狙った所に打ちたい」、「ちゃんと当てたい」という気持ちが強いと、体の回転が止まり手先でクラブをコントロールしがち。打ち急ぎの原因に
    • スタンスを広くすると、体の回転が止まりやすく、ヘッドの動きをコントロールできなくなる。スタンスを狭くすると、その場で回りやすい
    • 左足を引いてオープンスタンスにすると、フォローでも体を回転させやすい。ただし、方向性を保つために肩のラインはスクエアが基本
    • ヘッドが手元より先行すると、ヘッドの動きを制御できない。グリップエンドが常にヘソを指している状態を維持して、ヘッドの挙動を安定させよう
    • アプローチは、ゆっくり打つことが成功のカギ。特に切り返し以降は、ヘッドを穏やかに動かすことで軌道が安定。打点のブレを防ぐことができる
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    狙った所にボールを運ぶために、私が意識しているのは打ち急がないことです。「狙った所に打ちたい」、「正確にインパクトしたい」と思うと、手先でヘッドを操作してしまいがち。これではパンチが入って距離感が合わないだけでなく、ヘッドがブレてザックリといったミスにもつながります。

    打ち急ぎを防ぐためのポイントは、ダウンスイングでクラブの重さを感じることです。切り返し以降、右手の中指と人差し指の腹にグリップを乗せ、クラブの重さを感じ続けながらヘッドを下ろしてください。重さを感じなくなったら、手先で振っている証拠ですよ。

    右手の中指と人差し指にクラブを乗せた状態でダウンスイングすると、ヘッドは加速も減速もせず、等速で動きやすくなります。このスピード感で振り下ろせば、スイング軌道やヘッドの動きが安定し、正確なインパクトに。距離感が徐々に合ってきますよ。

    青木瀬令奈
    あおき・せれな/1993年生まれ、群馬県出身。正確なショートゲームを武器に、今季Tポイント×ENEOSで通算4勝目をマーク。リシャール・ミル所属

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