上田桃子ゴルフレッスン|アイアンのアドレスと打点のポイント【動画リンク有】
アイアンを打つ時に上田桃子が意識しているポイントを辻村明志コーチと一緒に解説。今回はアドレスと打点を中心にお伝えします。
配信日時:2023年4月20日 06時10分
立ち方&ボール位置
辻村明志コーチ(以下:辻村コーチ):まず基本である立ちかたってあると思うんですけども。
上田桃子(以下:上田):ショートアイアンは自分の真ん中かちょっと右ぐらいです。番手が大きくなるにつれて左にポールポジションが写っていくという感じ。
辻村コーチ:左にっていうのはほんのちょっとだよね。基本は中心に、軸の前に置いてる感じだよね。重心の取り方は?
上田:球筋にもよりますけど、だいたい5:5くらい。
辻村コーチ:なるべく5:5でレベルスイングを意識してる感じ?
上田:そうです。
構えた時の姿勢〜3つのポイント
辻村コーチ:構えたときの姿勢っていうのは結構大事にしてるよね?
上田:すぐ崩れちゃうので、基本の練習をするときはそこから大事に考えてます。
辻村コーチ:ポイントを上げるとしたら、どういうところがあるかな?
上田:肩が前に出ないように。ちゃんとクラブを背中の面で持てるように気をつけて。背中を丸めるようなアドレスにならないように、背中を後ろから引っ張られてるみたいな感じのアドレスを意識してます。
上田:それから、股関節でサポートすると結構腰で頑張りがちなので、お腹が入った状態で上体を折るようにしています。
辻村コーチ:腹圧が大事なんだね。そこが悪いとちょっと猫背になっちゃうと。
上田:あとはヒザで立たないっていうのも大事にしてます。
辻村コーチ:ある程度地面をしっかりとらえたい、それでいて重心も下げたいっていうのもあって。アマチュアの方はヒザを曲げすぎてこういう風になる人多いもんね。それだと地面をつかめないから、そういうとこを意識してる。そうするとお尻が張ってくるって感じだよね。
打点の重要ポイント
辻村コーチ:実際にアイアンを打つときに、一番大事にしてるポイントは何かな? 打点だとは思うんだけど、どうなると悪い?
上田:(シャフトが)寝ると終わる。
辻村コーチ:シャフトはやっぱり寝かせたくないよね、軸も寝かせたくないし。立ってるけど、ちょっとシャローな感じそんな感じがいいよね。絶対にシャフトは立っていたい。
辻村コーチ:寝かせると刃(リーディングエッジ)が浮いてくるんだよね。刃が上を向いたらやっぱりアイアンの入りは絶対悪くなる。だから、刃をちょっと下に閉めた状態で回してくる感覚は大事だよね。
辻村コーチ:シーズン中とか、下から入りだすとよくこういうのを使って練習するよね。だいたいですけども、シャフトとスティックを平行のイメージを持って打つ練習。これでアンダーから入ってくる作業をちょっと減らしていく感じだよね。
辻村コーチ:体が先に大きく開いちゃうと、どうしてもそういう(シャフトが寝る)感じになってくるよね。このスティックにガチャンと当たって。そうするとやっぱり刃が浮いて、弱い球が出るよね。ちょっと右に滑ったような。
上田:結構インパクトが見えなくなっちゃうので、こうなると。もうクラブが後ろに来ちゃってっていう感じになる。
辻村コーチ:シャフトは体の後ろにあんまり来てほしくないんだよね。やっぱり前でキープしたのを入れていきたい。特にショートアイアンだと、やっぱりアンダーから入れるのはちょっと避けたいよね。
上田:絶対避けたいです。ロフトもあるし、なるべく直線的に狙いたいですね。飛ばすクラブじゃないので、なるべく体と同調して打ちたいです。
辻村コーチ:シャフトは寝かせたくない、刃は浮かせたくない、そしてなるべくレベルスイングで振り抜きたいということだね。
詳細は動画をご覧ください。
■上田桃子(うえだ・ももこ)/プロフィール。9歳からゴルフをはじめ、翌年に坂田信弘主催の坂田塾に入門。2005年、プロテスト合格。 2007年4月、地元熊本で開催されたライフカードレディスで初優勝を挙げ、これを皮切りにこの年は5勝し、21歳で史上最年少賞金女王となる。 2020年は、スコットランドで行われたAIG女子オープンで単独6位に入る活躍を見せた。
■辻村明志(つじむら・はるゆき)/プロフィール。1975年生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとして活躍後、ツアー帯同コーチに転身。 上田桃子・吉田優利・松森彩夏らを指導する、関係者から「辻にぃ」の愛称で親しまれる。