藤田さいき ロフトが大きいクラブでアプローチの距離感を出す!
「58度で打つアプローチの距離感が合わない」という藤田さいきの悩みを解決すべく、深堀圭一郎が熱血指導!さらに深堀レッスンではロフトが大きいクラブで距離感を出すための練習法を紹介!『トッププロレッスン K's STUDIO』藤田さいき編より(撮影日:2022年7月11日)
配信日時:2023年5月13日 00時00分
藤田さいきはオーソドックスなアプローチが得意ではない?
藤田さいき(以下:藤田):実はSWが得意ではなくて、オーソドックスなアプローチがあまり得意ではないです。球を左に置くクセが強くて、ほとんどロブみたいになってしまい、距離感が合わないです。
深堀圭一郎(以下:深堀):ちょっと上がってしまうんですね。
藤田:球を中に置きたいけど、感覚がわからないんです。58度が苦手です。
深堀:58度でやりたいんですね。ではちょっと打ってみてください。
藤田:左手の甲の使い方がアプローチでも重要なのかなと思いまして。
深堀:左手の甲が完全に板だと思って、これが変わらないように体の回転で打ちます。
深堀:どちらかというと球を上げる打ち方ですね。
藤田:ロングホールで50ヤード前後の距離が残るんですけど、もうちょっとバーディチャンスを増やしたいです。なかなかバーディーチャンスにつかなくて。
深堀:たぶん手の動きとクラブの動きでいうと、手の動きが多くなるからインパクトで緩んだり、手の動きで打ったりするんだと思います。バックスイングを上げて、そこから体の回転で打ってもらってもいいですか。トップから体だけでては全く使わないでください。
深堀:手が動きすぎて、ロフトがバラバラに入っている気がする。腕を全く使わないで、打ってみてください。フェース面が上に向いてしまっているから、フェース面が変わらないようにいきたいです。
藤田:顔は残すんですか。
深堀:残さない方がいいと思います。
深堀:高さの強弱はできます。例えば目線の高さに枝が出てて、枝の下を出したいと思ったらどう打ちますか。ちょっとその延長の打ち方で打った方が合うと思います。出だしの高さがポコっと上がりすぎちゃうので、ロブショットを打つにはいいと思いますが、ノーマルのアプローチには向いていません。その入れ方で距離感を覚えた方がいいと思います。
藤田:高く上げる必要ないんですね。
深堀:50度で低いピッチエンドランを打つ感じ。
深堀:今の打ち方を58度でやってみてくれますか。インパクトの後にクラブがちょっと緩む感じですね。ピュッと止まらない感じがしますね。さっき言ったような打ち方をすると、フィニッシュで止まってくると思います。上げるという意識はあまり持たない方が良いです。
深堀:58度などのロフトが大きいクラブで枝の下を通す打ち方を覚えた方が距離感あってくると思います。その方が、ロフトが一定の角度で下りてくると思います。腕と体の動きがあってきていると思いますね。
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藤田さいき(ふじた さいき)
1985年11月22日生まれ。栃木県出身。中学2年生からゴルフを始め、高校卒業後は地元栃木県のゴルフ場で研修生となり腕を磨いた。05年の「フジサンケイレディス」でプロデビュー、翌年の「プロミスレディス」で初優勝を挙げた。10年の「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」で国内メジャー初優勝。11年に会社員の一般男性と結婚した。2022年「大王製紙エリエールレディス」で11年ぶりの復活Vを遂げた。
深堀圭一郎(ふかぼり けいいちろう)
1968年生まれ。東京都出身。1992年のプロ転向。2000年、01年の「住建産業オープン広島」では、続けてジャンボこと尾崎将司に競り勝った。03年の「日本オープン」では、最終日に5打差を逆転して優勝し、自身初の日本タイトルを獲得。05年にはシーズン2勝を挙げて、賞金ランキングは自身最上位の3位に入った。09年後半には、左足裏の痛みが悪化してツアーを離脱し、11年には手術を行った。現在はシニアツアーに参戦中。2007年、2010年には選手会長に就任した。現在はシニアツアーに参戦中。
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