コントロールしたフェードを打つには「ストレート・イン軌道」が正解!/佐藤心結
昨年、ルーキーイヤーながら、正確なショットを武器に初シードを獲得した佐藤心結。 飛距離と方向性を両立させる彼女に、スイングのコツを聞いた。
配信日時:2023年9月19日 06時33分
私はもともとドローヒッターでしたが、高校時代に曲がり幅の少ないフェードに改造しました。理由は、ドローだとリストを使うので打ち出しが揃いにくいから。ほぼ真っすぐに打ち出して落ち際で右に曲がるフェードなら、体の回転で打てるので弾道をコントロールできます。
ストレートに近いフェードを打つためのポイントは2つあります。
1つはシャットに上げること。フェースを開いて上げると球がつかまらないので、左腕をやや外側に回して上げるようにしています。
もう1つは、ストレート・イン軌道に振ること。体の回転でややインに振り抜くと、ボールがつかまります。このとき左手リードでテニスラケットを振るようにすると上手くいきます。インに抜くと言っても、手先で操作してインに抜こうとするのは、単なるカット打ち。フェードではなく、曲がり幅の大きいスライスになってしまうので注意してください。
佐藤心結
さとう・みゆ/2003年生まれ、神奈川県生まれ。アマチュア時代にドローからフェードに改造。ルーキーイヤーの昨年はメルセデス・ランク29位でシード獲得。今季もベスト10入り3回等、奮闘中。ニトリ所属