グリーン周りまでボールを運んだら、そこから2打以内で上がりたいもの。しかし、チャックリやザックリ、ダフリなどでスコアを崩してしまう人が多いのでは?もったいないミスをなくすにはどうすればいいのか。ツアープロの勝俣陵にミスを回避するアプローチ術を聞いてみよう。
◇ ◇ ◇
セカンドでグリーン近くまで寄せたのにバンカー越えが残ってしまうということもあると思います。この状況で避けたいのは、ザックリしてバンカーに入れること。原因は手元が先行して刃が刺さってしまうからです。
球を浮かせたいときはバンスを使って打つようにしてください。バンスを地面に当ててインパクトすることで、ザックリなどのミスを防止でき、フワッと球を上げられますよ。
アドレスではフェースを開いて構えることが重要です。バンス角が大きくなり、ソールが滑りやすくなります。ただし、バンスを使えるアドレスが完成しても、手元を前に出してインパクトすると球は上がりません。スイング中は、ヘッドを先行させることを意識してください。
アドレスの段階でクローズスタンスにしておくと、ダウンスイングで左サイドに壁ができ、ヘッドを走らせやすくなります。また、「アドレス位置にヘッドを戻す」ことをイメージしてインパクトすると、ヘッドが先行してバンスが地面に当たり、球を上げやすいですよ。
■勝俣陵
かつまた・りょう/ 1995年生まれ、埼玉県出身。日大3年時の2016年にプロも出場した『埼玉オープン』を制覇。翌年プロ転向し、20-21シーズン21年の下部ツアーで賞金ランク12位に入った。昨季はレギュラーツアーで賞金ランク45位に入り、3年連続シード権を維持。JPアセット証券所属。
◇ ◇ ◇
●ドラコン女子のスイングには飛ばしのヒントが詰まっている! 関連記事「【弾道測定器で検証】身長163センチの女子がガチで300ヤード達成! 飛ばしのヒミツは“斜め軸”にあった!」では、世界大会優勝経験を持つ大和田紗羅が飛ばしのコツを解説している。