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    インパクトでボールを見てない!? 竹田麗央は“顔リード”でアプローチしていた【女子プロの寄せ技】

    今季は初優勝を含む3勝を挙げ、「オフはアプローチを一番練習した」と話す竹田麗央の寄せ技を、プロコーチの石井忍が解説する。

    所属 ALBA Net編集部
    ALBA Net編集部 / ALBA Net

    配信日時:2024年7月24日 23時22分

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    • 竹田麗央
    • スイング解説
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    竹田麗央は顔リードでアプローチ
    竹田麗央は顔リードでアプローチ (撮影:鈴木祥)
    • 進化した竹田麗央のアプローチ
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    進化した竹田麗央のアプローチ
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    進化した竹田麗央のアプローチ
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    進化した竹田麗央のアプローチ (撮影:鈴木祥)

    女子プロのリカバリー率は約6割。つまりパーオンしなくても、半分以上の確率でパーセーブしている。そのテクニックを連続写真から学ぶ。今回取り上げるのは全体2位の90.54%のパーセーブ率を誇る竹田麗央。今季は初優勝を含む3勝を挙げ、「オフはアプローチを一番練習した」と話す21歳の寄せ技を、プロコーチの石井忍が解説する。

    松山英樹のアプローチにも似ている!? 竹田麗央の“顔リード”を連続写真でチェック



    昨年と比べると、竹田選手は短い距離のアプローチが格段に上手くなりました。手元の動きがスムーズになっているのですが、その理由は顔が先に動いているからです。よくアプローチは「頭を固定させて打つ」というけど、竹田プロは手よりも先に頭が動いています。

    15〜20ヤードの短いアプローチはプロでも手元が止まってミスしやすいのですが、顔と上半身の動きがリードすることによって手元が一定のスピードで動きやすい。短い距離ほど、無理に頭や顔を固定したまま打とうとするとパンチが入ったり、手打ちになる確率が高いのです。

    ただし、顔だけを先に動かしても意味はありません。竹田選手は背骨を中心に上半身を回すことによって顔と胸が一緒に動いています。それが“顔リード”で打つポイントです。このアプローチは海外ツアーでも若い選手を中心に広がっているので、今後のトレンドになる可能性もあるでしょう。

    世界でもトップクラスのアプローチ技術を持つ松山英樹も、ショットのときと違い、顔が先に動いている
    世界でもトップクラスのアプローチ技術を持つ松山英樹も、ショットのときと違い、顔が先に動いている
    世界でもトップクラスのアプローチ技術を持つ松山英樹も、ショットのときと違い、顔が先に動いている
    世界でもトップクラスのアプローチ技術を持つ松山英樹も、ショットのときと違い、顔が先に動いている
    世界でもトップクラスのアプローチ技術を持つ松山英樹も、ショットのときと違い、顔が先に動いている
    世界でもトップクラスのアプローチ技術を持つ松山英樹も、ショットのときと違い、顔が先に動いている
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    世界でもトップクラスのアプローチ技術を持つ松山英樹も、ショットのときと違い、顔が先に動いている (撮影:米山聡明)

    ■竹田麗央
    たけだ・りお/ 2003年生まれ、熊本県出身。プロ3年目の今季は2週連続優勝を含む3勝をマーク。オフはアプローチの練習に力を入れ、リカバリー率は昨年の61.23%から69.02%(7月22日時点)まで向上している。5月の全米女子オープンではトップ10入りを果たした。ヤマエグループHD所属。

    ■石井忍
    いしい・しのぶ/1974年生まれ、千葉県出身。98年にプロ転向し、かつてはツアープレーヤーとしてレギュラーツアーで戦っていた。現在は『エースゴルフクラブ』を主宰し、プロゴルファーやアマチュアの指導を行うほか、軽快なトークで解説者としても人気を博す。

    ◇ ◇ ◇

    ●6月の海外メジャーでは2試合連続でトップ10に入った渋野日向子。関連記事【渋野日向子は“ベタ足”&“腕ピーン”で正確にヘッドを落とす】では、左足上がりのライからフワッと上げるアプローチを解説している。

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