アナタはどこでリリースしてる? コックを解くタイミングが合えばもっと飛ばせる!
身長158センチで最長377ヤード飛ばすドラコン女子、押尾紗樹も「最後のひと押しはクラブをリリースするタイミング」だと話す。
配信日時:2024年3月24日 06時17分
上級者ほどリズムやタイミングを大事にしている。身長158センチで最長377ヤード飛ばすドラコン女子、押尾紗樹も「最後のひと押しはクラブをリリースするタイミング」だと話す。しかし、万人に合うタイミングはない。人によってリリースポイントは違っていいのだ。
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方向性を重視するレッスンプロの中にはリリースを推奨しない人もいます。しかし、飛ばすためには手首のコックをほどくリリースは必要不可欠です。
ただし、リリースポイントはプロでも一人ひとり違います。ボールの手前という人もいれば、インパクト後という人もいる。私の考えでは以下にある5つのリリースポイントを試して、自分に合うものを見つけるのが飛距離アップの近道だと思っています。
1. 右足の手前
2. インパクトの手前
3. インパクトの瞬間
4. インパクトの少し先
5. 左足の先
右によくOBが出るようなスライサーは1番の右足より手前でリリースしたほうがいいですし、左に引っかけが出やすい人は5番の左足より先でリリースすればフェースがかぶるのを防ぐことができます。体と腕の動きが同調できている人は、インパクトの瞬間にリリースすれば真っすぐ飛ぶでしょう。
リリースポイントを見つけたら、徐々に解放するのではなく一気に手首のコックをほどくこと。手元の動きが一瞬止まることでヘッドスピードが一気に上がり、フェースが返ってボールをつかまえることができます。ヘッドを走りやすくするためにグリップを強り握りすぎないことも忘れないでください。
■押尾紗樹
おしお・さき/1993年生まれ、埼玉県出身。身長158センチ。公式記録377ヤードを誇り、「プロドラコンツアー全日本選手権」では2019年から前人未到の3連覇を達成。JPDAプロドライビングスタジオでレッスン活動も行っている
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●身長158センチと小柄ながらヘッドスピードは50m/sを誇る押尾紗樹。その秘密は高重心アドレスにある。関連記事【標準体型の非アスリートゴルファーほど高重心アドレスが飛ぶ!】をチェックして、大きなスイングアークで飛距離アップしよう!