力んで打ち急ぎがちなドライバー 森田理香子が軽く振って見えるのに260ヤード飛ばせる理由とは
今年ツアー復帰を果たした森田理香子のスイングは、軽く振っているように見える。それでもドライバーで平均260ヤード飛ばす。本人は練習でもコースでも「リズム」を大事にしているという。
配信日時:2024年8月13日 21時39分
今年ツアー復帰を果たした森田理香子のスイングは、軽く振っているように見える。それでもドライバーで平均260ヤード飛ばす。本人は練習でもコースでも「リズム」を大事にしているという。
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ドライバーになると力んでしまう人は多いです。これはアドレスでピタッと止まってしまうのも原因の1つ。プロのアドレスを見ていると、手首でワッグルをしたり、足をバタバタさせたり、親指をピクピクと動かしたりと、上げる瞬間までは必ずどこかを動かし続けています。始動する直前まで、体を止めずに動かしておくことが力みを抜く方法の1つです。
また、力が入ってリズムが速くなると、手でヒョイッとクラブを上げがち。体の捻転が浅くなり飛距離も出ません。しっかり力みを抜いてバックスイングすれば、体全体で大きな捻転を作ることができます。あとはリズムに気を付けるだけです。
私の場合はソールしたら「イチ」で始動のきっかけにします。そして「ニイ」でトップまで振り上げて、「サーン」で打つ。ドライバーが苦手なアマチュアのスイングを見ていると、「イチ・ニィサン」だったり、「ニーーー・サン」だったり、リズムがバラバラなんです。
体全体を連動させて飛距離アップするには、リズムがすごく大事。コースで打つときはスイングのことを一切考えず、リズムだけ考えて振りましょう。そのテンポは速めがいいか、遅めがいいかは、自分に合うものを探してみてください。「イチ・ニイ・サーン」と声に出して練習すると、リズム良く振れて意外と飛距離も出ます。
■森田理香子
もりた・りかこ/1990年生まれ、京都府出身。2010年に圧倒的な飛距離を武器に、ツアー初優勝。13年には年間4勝を挙げて賞金女王に輝いた。18年にツアー休養を発表し、今季6年ぶりに復帰を果たした。
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