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    “ウェッジの天才” 伊澤秀憲に5つの質問 「スピンアプローチに一番大事なのは?」

    低く出てトントンと2、3バウンド目に芝を噛み、まるで生き物みたいにギュギュッとブレーキがかかる憧れのスピンアプローチが打ちたい。『アプローチの神』や『ウェッジの天才』と呼ばれる男、伊澤秀憲にスピンアプローチの疑問をぶつけてみた。

    所属 ALBA Net編集部
    ALBA Net編集部 / ALBA Net

    配信日時:2024年7月10日 23時34分

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    • 伊澤秀憲
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    • スピンアプローチ
    伊澤秀憲にスピンアプローチの疑問をぶつけると意外な答えが返ってきた
    伊澤秀憲にスピンアプローチの疑問をぶつけると意外な答えが返ってきた (撮影:田中宏幸)
    • ツアープロが使うウレタンカバーのスピン系ボール『TOUR B XS』。しっかりフェース面に食いついてスピンがかかるため、ボールが低く飛び出している
    • ツアープロが使うウレタンカバーのスピン系ボール『TOUR B XS』。しっかりフェース面に食いついてスピンがかかるため、ボールが低く飛び出している
    • ツアープロが使うウレタンカバーのスピン系ボール『TOUR B XS』。しっかりフェース面に食いついてスピンがかかるため、ボールが低く飛び出している
    • ツアープロが使うウレタンカバーのスピン系ボール『TOUR B XS』。しっかりフェース面に食いついてスピンがかかるため、ボールが低く飛び出している
    • ツアープロが使うウレタンカバーのスピン系ボール『TOUR B XS』。しっかりフェース面に食いついてスピンがかかるため、ボールが低く飛び出している
    • 飛びに特化したディスタンス系ボール『TOUR B JGR』。伊澤が打つとフェースの上を滑ってポッコンと高く上がってしまい、スピンはかからなかった
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    低く出てトントンと2、3バウンド目に芝を噛み、まるで生き物みたいにギュギュッとブレーキがかかる憧れのスピンアプローチが打ちたい。11日(木)発売のゴルフ雑誌ALBA896号では、『アプローチの神』や『ウェッジの天才』と呼ばれる男、伊澤秀憲にスピンアプローチの疑問をぶつけている。



    Q:スピンアプローチに一番大事なのは?
    A:ボールです

    スピンアプローチは皆さんが思っているほど難しくはない。一番大事なのはボール選びとライです。僕が普段使っているスピン系の『ツアーB XS』と、ディスタンス系の『ツアーB JGR』超高速カメラで撮影してみると、『ツアーB XS』がフェースに乗って低く飛び出しているのに対し、『ツアーB JGR』はフェースの上を滑って高く上がっています。当然スピンもかかりません。ボールだけは僕でもどうにもならない。まずはスピン系のボールを選びましょう。もちろん、フェースに芝が挟まらないフェアウェイであることも条件です。

    ツアープロが使うウレタンカバーのスピン系ボール『TOUR B XS』。しっかりフェース面に食いついてスピンがかかるため、ボールが低く飛び出している
    ツアープロが使うウレタンカバーのスピン系ボール『TOUR B XS』。しっかりフェース面に食いついてスピンがかかるため、ボールが低く飛び出している
    ツアープロが使うウレタンカバーのスピン系ボール『TOUR B XS』。しっかりフェース面に食いついてスピンがかかるため、ボールが低く飛び出している
    ツアープロが使うウレタンカバーのスピン系ボール『TOUR B XS』。しっかりフェース面に食いついてスピンがかかるため、ボールが低く飛び出している
    ツアープロが使うウレタンカバーのスピン系ボール『TOUR B XS』。しっかりフェース面に食いついてスピンがかかるため、ボールが低く飛び出している
    飛びに特化したディスタンス系ボール『TOUR B JGR』。伊澤が打つとフェースの上を滑ってポッコンと高く上がってしまい、スピンはかからなかった
    飛びに特化したディスタンス系ボール『TOUR B JGR』。伊澤が打つとフェースの上を滑ってポッコンと高く上がってしまい、スピンはかからなかった
    飛びに特化したディスタンス系ボール『TOUR B JGR』。伊澤が打つとフェースの上を滑ってポッコンと高く上がってしまい、スピンはかからなかった
    飛びに特化したディスタンス系ボール『TOUR B JGR』。伊澤が打つとフェースの上を滑ってポッコンと高く上がってしまい、スピンはかからなかった
    飛びに特化したディスタンス系ボール『TOUR B JGR』。伊澤が打つとフェースの上を滑ってポッコンと高く上がってしまい、スピンはかからなかった
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    ツアープロが使うウレタンカバーのスピン系ボール『TOUR B XS』。しっかりフェース面に食いついてスピンがかかるため、ボールが低く飛び出している (撮影:ディテクト)

    Q:ウェッジはノーメッキの方がいい?
    A:打ち出し20度前後のスピンアプローチはセット物でもOK

    極端な話をすると、打ち出し角度が20度前後くらいの低さのスピンアプローチを打つなら、アイアンセットに付いているサンドウェッジでもOKです。たとえツアープロが使うようなノーメッキのウェッジでも、フェース面に芝や砂などの異物が付着していたらスピンはかかりません。きれいに掃除しましょう。ただし、球の高さやスピン量を打ち分けたいのであれば、ウェッジ選びは変わってくる。僕の場合は、いろんな状況から打ってフェースに乗るかどうかを重要視しています。

    Q:フェースは開く? 開かない?
    A:どちらかというと閉じたほうがいい

    フェースは開かなくてもいいです。これも打ち出し角が20度前後前後くらいならスクエアどころか閉じた方がやさしいかもしれません。今のドライバーはヘッドの重心距離が長くなって、返りづらくなっている。ウェッジも同じでフェースを開いたらコントロールするのが難しい。だから、閉じたフェースを逃がした方がゴルフは簡単なんです。

    伊澤がスピンアプローチを打つと、打ち出し18度の低さで、キャリー16ヤードの短さにも関わらず、7000回転近いスピン量を記録

    伊澤がスピンアプローチを打つと、打ち出し18度の低さで、キャリー16ヤードの短さにも関わらず、7000回転近いスピン量を記録 (撮影:田中宏幸)

    Q:ヘッドスピードは速い方がいい?
    A:スピン量=ヘッドスピード×ボールが乗っている時間なんです

    これは難しい質問ですけど、ゆっくり振った方がいいと思います。僕自身はメチャクチャ速く振っているんですけど(笑)。『スピン量=ヘッドスピード×ボールが乗っている時間』なんです。速く振って飛ばなくしようとするとボールの下をくぐってスピンが入らないし、フェースに乗せようとすると飛びすぎてしまう。アマチュアの方はゆっくり振った方がスピンがかかります。

    Q:アプローチが上手くなるには?
    A:クラブでいろいろ遊ぶことですね

    フェースを極端に開いたり閉じたり、クラブでいろいろ遊んでほしいですね。僕はこの間、練習場のマットでいろいろ試していたら左目の上にボールが直撃しました(笑)。かなり腫れたんですけど、痛さよりもあれでここに当たるんだっていう発見が大きかったですね。何の意味もないかもしれないけど、ドライバーのソールでボールの上を擦らせて、数センチしか飛ばさない練習とかもします。

    ■伊澤秀憲
    いざわ・ひでのり/ 1991年生まれ、神奈川県出身。2020年にプロコーチの森守洋氏のYouTubeで「世界一のアプローチ技術を持つ男」として紹介され、その常軌を逸したテクニックが注目を集める。現在はツアープロやジュニアを教えながら、自身のYouTube『アンダーパーゴルフ倶楽部』でレッスン動画を配信している。叔父は伊澤利光。

    伊澤秀憲の閉じて構えて、開いて打つスピンアプローチ
    伊澤秀憲の閉じて構えて、開いて打つスピンアプローチ
    伊澤秀憲の閉じて構えて、開いて打つスピンアプローチ
    伊澤秀憲の閉じて構えて、開いて打つスピンアプローチ
    伊澤秀憲の閉じて構えて、開いて打つスピンアプローチ
    伊澤秀憲の閉じて構えて、開いて打つスピンアプローチ
    伊澤秀憲の閉じて構えて、開いて打つスピンアプローチ
    伊澤秀憲の閉じて構えて、開いて打つスピンアプローチ
    伊澤秀憲の閉じて構えて、開いて打つスピンアプローチ
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    伊澤秀憲の閉じて構えて、開いて打つスピンアプローチ (撮影:田中宏幸)

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    ●伊澤のアプローチの引き出しは何百種類にも及ぶ。関連記事【バリエーションが豊富すぎる! 伊澤秀憲のスピンアプローチを動画でお届け】では、『裏打ち』を含む4種類のスピンアプローチが動画で見られる。

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    • 伊澤秀憲
    • アプローチ
    • スピンアプローチ

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