飛ばしたいなら利き手を使おう! 最長365ヤード女子は“右手リード”でロフトを立てる
最長飛距離365ヤードを誇る高島早百合に、利き手の使い方を聞いた。
配信日時:2024年9月25日 08時29分
かつて飛ばし屋の象徴は300ヤードだった。それが今ではクラブやトレーニング方法の進化により、男子で300ヤード飛ぶのは珍しくなくなり、女子でも300ヤードの大台に突入。そのひとり、最長飛距離365ヤードを誇る高島早百合に、飛距離アップのカギとなる右手の使い方を聞いた。
◇
右利きの人が右手を使わないのはナンセンス。男子のドラコン選手は右手がムキムキですし、利き手を使わないとスピードもパワーも出せません。
ダウンスイングでは右手主導でクラブを下ろすことでヘッドスピードが上がります。またフェースを返すのも右手です。トップでは右手のヒラが上(空)を向いていますが、ダウンスイングからインパクトまでは右手のヒラを下(地面)に向けることでフェースを閉じながら、ロフトが立ちます。右手のヒラを目標方向に向ける人も多いですが、それではロフトが寝て飛びません。
確かに右手の力み過ぎはよくありませんが、決してゆるゆるではなく、腕全体に“ハリ”を感じるくらいの力は必要です。
■高島早百合
たかしま・さゆり/1992年生まれ、京都府京都市出身。名門・東北高校を卒業後、11年のプロテストに合格。18年にはドラコン競技に出場し、365ヤードを記録した。
◇ ◇ ◇
●世界ランキング1位に君臨するネリー・コルダ(米国)は、平均飛距離267ヤード、フェアウェイキープ率72.47%を誇る。関連記事の【松山英樹っぽい!? 世界女王のネリー・コルダは“ネジレ”も最強だった】では、プロコーチの森守洋氏が飛んで曲がらない秘密に迫っている。