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勝利を呼び込んだ竹田麗央のアプローチ “右手は何もしない”はクロスハンドで覚えよう【優勝者のスイング】

勝利を呼び込んだ竹田麗央のアプローチ “右手は何もしない”はクロスハンドで覚えよう【優勝者のスイング】

KKT杯バンテリンレディスで初優勝を飾った竹田麗央。そのアプローチから学ぶべきポイントをプロコーチの南秀樹に聞いた。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2024年4月17日 18時11分

今季はここまで6試合に出場し、トップ10入り4回。7試合目となった今大会で、4度目の最終日最終組をプレーし、見事初優勝をつかんだ竹田麗央。優勝争いの中では、記憶に残るシーンがあった。15番と17番のアプローチで、15番はガードバンカーからオーバーした後チップイン、17番はセカンドがショートしたもののオッケーの距離に寄せパーセーブしている。プロコーチの南秀樹に振り返ってもらった。

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(撮影:鈴木祥)

「どちらも落とし所が近く、柔らかいボールを打ちたいシチュエーション。ボールをフェースに乗せて、スピードをコントロールしています。アプローチが苦手という人には、このボールをフェースに乗せる打ち方を参考にしてほしいです」。

ポイントは腕の使い方だ。「左腕に主導権を持たせ、右腕は使わないこと。ヘッドを出す、返す動きをしないことがポイントです。数ヤード先に柔らかいボールを打とうとして、すくい上げるのはNG。芝が生え揃い、ボールが浮いてくる春先からはボールの下をくぐってしまうし、そもそも手先を使うので安定しません。体を回転させてヘッドが遅れてくるように、体、ヘッドの順に動かし、最後にボールが出ていくアプローチを目指しましょう」

SWを使ってソールを滑らせる練習をしてみよう。「マットの上を長く滑らせるように打ってください。そのためには右手を使わないこと。体の回転よりもヘッドが先行すればダフります。ソールを滑らせ、真っ直ぐ低く打てればOK。右手を使わないように、クロスハンドにして感覚を養うのも効果的です」。

体主体で振っていくので、プレッシャーがかかったときにミスしにくくなるメリットもある。何より、しっかり振ってボールスピードを落とせるので、下り傾斜や速いグリーンなどでも自信を持つことができるだろう。

南秀樹
プロゴルファーである父の影響でゴルフを始め、高校卒業後にティーチングプロ資格を取得。クラブを使うことを主とする指導法が高い評価を得ている。幼少期から鈴木愛を指導するなど、ツアーで活躍する数多くのプロをサポートしている。新宿中央クリニック所属

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