アイアンのミート率と距離感が良くなる「右ヒジ同調ドリル」&「スプリットハンドドリル」
現代のアイアンは払い打ちでもボールが十分に上がってスピンがかかる。むしろ、過度なハンドファースト&ダウンブローの意識はミスにつながることも。
配信日時:2024年12月16日 22時36分
現代のアイアンは払い打ちでもボールが十分に上がってスピンがかかる。むしろ、過度なハンドファースト&ダウンブローの意識はミスにつながることも。「ハンドファーストは必ずしも大正解ではない。ダフリのリスクを考えると『弱ハンドファースト』がいい」というプロコーチの石井忍が、アイアンのミート率と距離感が向上する2つのドリルを紹介してくれた。
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■胸と右ヒジを同調させて振り遅れを防ぐ
手元が体から離れて振り遅れると、上からヘッドが入ってきてしまいます。それを手先で間に合わせようとするとダフることもある。
そんな人にオススメの練習法は右手一本でクラブを握り、胸(みぞおち付近)と右ヒジの裏を左手で触りながらハーフスイングです。右ワキを締めたまま胸と手元を一体化させて一緒に回していく。手先だけで振ったり、体が行き過ぎたりしないので、体の正面でインパクトを迎えられます。
■スプリットハンドで手首の角度を保って下ろす
また、過度なタメを作ろうとすると、ダウンブロー軌道がきつくなります。上手く当たれば一発の飛びを期待できますが、アイアンで肝心なタテ距離が不安定に。
球の高さや縦距離が合わない人はスプリットハンドドリルがオススメ。右手と左手を離して握り、ハーフスイングでボールを打ってみましょう。手首を使わないように角度をキープして払い打っていく。すると、入射角が安定し、スイングの再現性が高まります。
石井忍
いしい・しのぶ/1974年生まれ、千葉県出身。98年にプロ転向し、かつてはツアープレーヤーとしてレギュラーツアーで戦っていた。現在は『エースゴルフクラブ』を主宰し、プロゴルファーやアマチュアの指導を行う。
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●アイアンの低重心化&ストロングロフト化で、ロフトを立てて上から打ち込む必要性はなくなってきている。関連記事の【小祝さくらは払い打っている! 現代のアイアンを打ちこなす最適解は“シャフト1本分”のハンドファースト】をチェックしよう。