コックは意味がない!? 公式記録412ヤードを叩き出したのは“右手首の背屈”だった
飛ばすためにコックする・しないはプロによっても意見は分かれるが、ドラコンプロ山崎泰宏は完全なコック否定派だ。その理由は?
所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net
配信日時:2023年9月26日 03時16分
右手首を親指方向に動かすコックの動きでは、強く叩けない。トップで右手首を甲側に折って、ダウンではヒラ側に動かすと、ボールを強く押し込める。
トップで右手を甲側に折ったときに、右手のヒラとフェース面がともに真上を向いていればOK
私はコックには何の意味もないと思っています。手首を親指側、つまりタテ方向に曲げたり伸ばしたりしても、ボールを飛ばす方向には全く力が伝わっていません。飛ばすためにはトップで右手を甲側に折ったほうがいい。
専門用語で言えば右手の背屈といいますが、分かりやすくいえば右手でビンタするようにボールを打てば目標方向に強い力が伝わります。その前段階としてバックスイングでは右手を真っすぐに引き、トップでは右手を甲側に折る(背屈)。右手のヒラとフェース面がともに真上を向いていればOKです。これができれば、ダウンスイングではそれを戻すだけで手のヒラ側に動くのでビンタするインパクトが完成します。ヘッドスピードUPの効果絶大ですよ。
山崎泰宏
やまざき・やすひろ/1969年生まれ。世界ドラコン大会で8位に入ったことがあるドラコンプロ。2021年4月に心筋梗塞を発症するも2か月後に復帰。22年3月には45歳以上の部で優勝