「ちょっと古いですが...」20歳の尾関彩美悠が“出前持ちトップ”でドローを打つ理由
昨年、ルーキーで初優勝を飾り一躍脚光を浴びた尾関彩美悠。今後ブレイク間違いなしの20歳がドローを打つために大事にしているのが、昔からあるなんと“出前持ち”トップだった。
配信日時:2023年9月21日 09時02分
コーチである父に言われていつも確認しているのが、トップでのシャフトの向き。トップでシャフトが飛球線より右を向いている場合、右ワキが空いた形なのでクラブが遠回りしてカット打ちになりやすい。それに対しクラブが飛球線と平行の場合は、インから下ろせてボールがつかまります。
その形を作るために私が意識しているのが、“出前持ち”の形です。トップで右ヒジが地面を向いて右ワキが締まった形なら、シャフトは飛球線と平行になりやすい。“出前持ち”はちょっと古いセオリーかもしれませんが、私には一番しっくりくるんです。
そのトップを体に覚え込ませるために、3秒ストップ打ちを繰り返し練習しています。トップで右ヒジの形を意識しながら3秒待ってから打つ練習で、上体を右に向けながら左足を踏み込む動きも覚えられるので一石二鳥。素振りだけでも効果があると思います。みなさんも、ぜひ試してみて下さい。
尾関彩美悠
おぜき・あみゆ/2003年生まれ、岡山県出身。22年は初のフル参戦ながら、「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」で初優勝。飛距離が出るドローボールが武器