今季初Vの山内日菜子/バンカーが苦手なら、ノーコックの打ち方を試してみて!
コックを使って鋭角に振り下ろす――。そんなイメージでバンカーショットを打つ人は多い。しかし、「ノーコックでも意外と簡単に脱出できます」と話すのは、今季初優勝を飾った山内日菜子だ。サンドセーブ率4位の彼女に、その打ち方を教えてもらった。
配信日時:2023年7月28日 02時47分
バンカーの一般的な打ち方といえば、コックを使ってV字軌道で振る方法ですよね。上手く打てばボールが高く上がりますが、鋭角に振り下ろし過ぎてヘッドが砂に刺さったり、打点がズレてトップしたりする人がいます。この打ち方で上手く脱出できないなら、ハンドレイトでフェースを開かず構え、ノーコックで振ってみてください。
ポイントは、アドレスしたときの腕の三角形を崩さず、胸を回して振ること。コックは意図的に入れるのではなく、ヘッドの重さで自然に入るイメージです。ヘッド軌道が緩やかになって砂を薄く取ることができ、意外と簡単に脱出できますよ。少し球が上がりにくくランが増えますが、アゴがそれほど高くないときやピンまでやや距離があるときは、私も試合でこう打っています。ぜひ試してみて下さい。
山内 日菜子
やまうち・ひなこ/1996年生まれ、宮崎県出身。今シーズンは主催者推薦で出場した「アクサレディス」でレギュラーツアー初優勝。地元・宮崎で悲願を達成した。ライク所属
※サンドセーブ率は2023年7月23日時点のもの