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    「そもそもゴルフにコツなんてない」と言いながらも、小平智がこっそり教えてくれたアイアンショットで大事なこと

    6年間、米PGAツアーに本格参戦した小平智は日本を代表するショットメーカー。しかし、本人は「打ち方のレッスンはやりたくない」と語る。果たして、その理由は?

    配信日時:2024年3月14日 02時15分

    • レッスン
    • 小平智
    • アドミラル ゴルフ
    小平智は日本を代表するショットメーカー(撮影/高橋淳司)
    小平智は日本を代表するショットメーカー(撮影/高橋淳司)
    • アドレス時の手首の形を変えず、コンパクトなトップを作る。6割の力で打つので、フィニッシュでもクラブが体に巻き付かない(撮影/高橋淳司)
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    アドレス時の手首の形を変えず、コンパクトなトップを作る。6割の力で打つので、フィニッシュでもクラブが体に巻き付かない(撮影/高橋淳司)
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    アドレス時の手首の形を変えず、コンパクトなトップを作る。6割の力で打つので、フィニッシュでもクラブが体に巻き付かない(撮影/高橋淳司)

    米PGAツアー参戦6年、小平智は日本を代表するショットメーカーながら、「レッスンはやらない」と言う。それはなぜなのか、小平の本音を聞いた。

    「そもそも、ゴルフにコツはありません。『こうやって打ったら上手く打てますよ』なんてことは言えないと思います。コツがないからこそ、僕だけではなく米PGAツアーの選手たちは死ぬほど練習しています。僕の場合、松山英樹の存在があって、彼に追いつきたいと思い米PGAツアーに参戦するようになりましたが、ヒデキには学ぶことが多い。ゴルフの取り組み方は本当に尊敬できますし、すごい練習しています」
     
    「アイアンの打ち方は状況によって全然違います。微妙な傾斜があったら体重配分を調整しますし、ラフから打つときやライの状況によってはフェースを開いたり、閉じたりもします。レッスンで一つの打ち方を紹介するのは難しいというか、誤解を生んでしまうことになると思います」
     
    「ただし、あえてアドバイスをするとすれば、ショートアイアンの場合は100%の力で打つことはありません。8割以上で打つこともない。力を入れて打ってしまうと、プロゴルファーでも同じ番手で同じ距離を刻むことは難しいんです。だから8番アイアンより下のクラブは6割くらいの力で打っています」
     
    「それと、ショートアイアンの場合はなるべくフェースローテーションを抑えて打ちます。フェースを急激に返すと打ち出す方向がズレてしまうので、ボールをコントロールできなくなってしまいます」
     
    「レッスンが難しい理由がもう一つあります。僕の場合は父がずっとコーチでしたが、父から一番教わったのはリズムを大切にすること。技術的なものもあるけど、まずはリズムが重要。緊張する場面でもリズムが崩れなければいいショットが打てます。昨年1月に父が亡くなっても、リズムは一番意識していまが、常に一定のリズムで打つには、やっぱり練習するしかないんです」
     
    小平智 こだいら・さとし/ 1989年生まれ。日本ツアー通算7勝。2018年にスポット参戦した「RBCヘリテージ」で米PGAツアー初勝利。同年から米PGAツアーに本格参戦。Admiral所属

    取材協力/BLUE WORLD GOLF STUDIO
     
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    ●自分の飛距離はなんとなく分かっているけど、ヘッドスピードに応じた飛距離が出ているかどうか把握していますか? ヘッドスピードの割に飛んでいなければ、まだまだ飛距離が伸びる可能性は大です! 関連記事【ドライバーのヘッドスピードで目安の距離が分かる! 飛ばしの3要素とおすすめ練習法も解説】

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