ロングアイアンはグリップを短く持って打つ
上級者でもロングアイアンとなると、うまく打ちこなせる人はあまり多くはない。打ちこなせるようになるための練習法は「グリップを短く持って打つ」事。ロングアイアンは打てるが、ボールが上がっていかない人への注意点もアドバイスする。『【アルバ連動企画】80を切る~3段階レベル別上達法~』田島創志編より
配信日時:2023年6月28日 03時34分
ミドル・ロングアイアンの練習法は“グリップを短く持つ事”
アイアンでもいろんな種類があります。ベースになるミドルアイアンの7番までは打てるけど、長さが変わって「5番や3番になるに従って打ちづらい」と思う人もたくさんいらっしゃると思います。
アイアンの長さが変わって打ちづらいのには原因があります。それはクラブの長さが変わると「前傾角」が変わるんです。3番アイアンが一番「前傾角」が浅くなります。
前傾角が「浅くなる」ということは限りなく「横振り」に近くなるということです。自分の「前傾角」が起きてくるので、限りなく「シャロー」に近くなるわけです。そうすると、どうしてもヘッドが下から上に「煽る動き」になりやすい。すると、ボールがつかまらないで、右に飛んでしまっていうような動きになりやすいのです。
ロングアイアンを打つための練習方法としては、やはり「グリップを短めに持って打つ」、これがキーポイントになると思います。そうすると長いアイアンでも、前傾角が起きた状態でも、インパクトの時に自分があまり起き上がらないで打てます。
むしろボールに近づくようなインパクトができると、インパクトの時のシャフトの「しなり戻り」というのものすごくうまく使えるようになると思います。短めに持つことで前傾角度が起き上がらないような動きを、ロングアイアンでは強く意識する必要があります。
ボールが上がっていかない人への注意点
3番アイアンもティアップを高くしたら打てる、という人もいらっしゃると思うんですけど、ロングアイアン打ちこなすポイントとしては、ボールスピン量をしっかりと確保できることが、打ちこなす絶対条件になります。
「入射角」つまり、しっかりとした「ダウンブロー角」を確保できてないと、ボールに対してスピン量が与えられなくなってしまい、ロングアイアンを打ててもボールが上がらないような状況になってきます。
まずはしっかりとダウンブローをコントロールすることによって、自分の入射角でスピン量を確保する動きを、自分自身で作れるようにしてもらうのが最優先です。
ロフトの立ち気味のアイアンをしっかりと打てるって言うのはゴルフの上達において避けては通れない道なので、もしできないなら(ユーティリティなどの)道具をチョイスして頂くか、あるいはやはりロングアイアンの打ち方をマスターして頂くと良いかな、と思います。
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田島創志(たじま そうし)
1976年9月25日群馬県生まれ、高崎高校出身。高校にゴルフ部はなく個人で活動していたが「関東大会」2位の成績を収めた。2000年にプロ転向。QTで2位に入って臨んだ03年は夏場に2試合連続4位に入った後、「久光製薬KBCオーガスタ」で初日に64をマークして首位に立つと、その後もスコアを伸ばして一度も首位を譲らないまま19アンダーで初優勝を飾った。
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