渡邉彩香が教える「左の壁を作るドリル」曲がらず飛ばすドライバーショットの秘密
渡邉彩香が自身のドライバースイングのポイントを動画と記事で詳しくレッスン。不調時に取り組んだという練習ドリル「アドレスした自分の左足の外側にスティックを刺して打つ」を紹介する。
配信日時:2023年6月27日 23時52分
「左側に壁を作る」:スティックを刺して打つ
ーーこのドリルはどういう効果がありますか?
突っ込んで打っちゃうのがクセで、体が左に流れてしまっていたので、それを矯正する効果があります。
この左足のスティックに当たらずにフィニッシュまでいけるように練習していました。
ポイントは頭を固定して体を左に流さないこと
ーースティックに当たらないように気をつけるポイントは?
まず、頭を固定し、動かさないでそのまま打つこと。
それから、ちゃんと左側に壁を作ること。
ちょっとでもズレるとすぐにスティックに当たってしまうので、体の左の面で壁を作ってしっかりと腰を回転させて、左に流れることなくフィニッシュすることを意識しています。
腰は「引く」というより「しっかりと回転させる」イメージ
ーー左腰をしっかり「引く」という意識もある?
フェードを打つ場合、クラブを左に抜かなくてはいけないので、引くというよりは左にしっかりと回転させるというイメージですね。
体が左に流れてしまう打ち方をするとスティックに当たってしまうで、当たらないように意識してこのドリルを行ってください。
スティックを刺すのは、練習場ではなかなかできないと思うので、代わりににキャディバッグを置いて当たらないように練習するのもいいと思いますよ。
渡邉彩香(わたなべ・あやか)
ジュニア時代から飛ばし屋として名を馳せた渡邉が開花したのは14年の「アクサレディス」。1打差を追う最終18番(パー5)でチップインイーグルを奪い大逆転で初優勝を手にした。その後も地元静岡で行われた「ヤマハレディース」を制するなど順調に成績を残してきた。また、15年の「NEC軽井沢72ゴルフ」2日目にはツアー史上12個目となるアルバトロスを達成するなど、劇的なショットをたびたび披露。2018年には一度賞金シードを手放すが、2020年の「アース・モンダミンカップ」で5年ぶりの復活優勝を果たし、見事に返り咲いた。172cmの長身から繰り出されるドライバーショットは非常に強力で、セカンド地点で1人だけショートアイアンということもしばしば。趣味は静岡県出身らしくサッカー観戦で、本田圭佑を敬愛している。
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