スピードを落とし、振り幅も小さなコントロールショット
今回はもっとスピードを落として、そしてもっと振り幅も小さくしてっていうコントロールショットを、応用編としてやっていただきたいです。基本の振り幅は、ノーマルのバックスイングから左肩までです。今回やりたいのは、バックも小さく、フォローも小さく。これをリズムよく打つという練習方法です。
均一なスピードが鍵!
バックスイングはゆっくりになってフォローでいきなり『ガツン』とスピードが変わってしまう、こういうボールに対して当てに行く意識っていうのは、あまりない方がいいです。ずっと均一なスピード。
先ほどのオープンスイングの時でも均一なスピード、小さい時でも均一なスピードゆっくりではないんですけど、とにかく均一なスピードで振ります。ゴルフのスイングは振り子ではなくて、支点があって円運動じゃないですか。この円運動の均一なスピード感というのがほしいんですよね。
バックスイングのスピード、フォローのスピードっていうのがずーっと一定のスピード感で、ゆっくり振るわけでもない、速く振るわけでもないっていうことですね。
2つのコントロールショットの違いを体感する
今の私の飛距離だと、ややロフトが立ってるんですけど、7番アイアンで、170ヤードキャリーするんですね。コントロールショットの場合は、ノーマルでは、大体150から155ヤードくらい。今はもっと小さい動きにしたんですけども、あれだと大体120から130ヤードくらいです。
ヘッドスピードによって、もちろん距離は変わるんですけども。やってみるとわかるのは、スピードを落とした時に正しいインパクトの形になりますので、意外とフルショットと変わらなかったりすると思います。基本的な動きと、それよりも小さな振り幅の動きの2種類を、ぜひ皆さんで試してみてください。
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日下部光隆(くさかべ みつたか)
1968年生まれ。神奈川県出身。正確なショットを武器にレギュラーツアー3勝。現在はシニアツアーに参戦。ゴルフスタジオWASSを主宰。