堀琴音 ドライバーショットのポイントは「力まない」
堀琴音自身がドライバーで大切にしていることやコーチから指導されていることを解説。アマチュア必見のドライバー飛距離アップにつながるコツを紹介する。
配信日時:2023年6月28日 00時41分
ドライバーショットのポイントは「力まないこと」
ドライバーショットで一番大事なのは、上半身を中心に力まないこと。その次にアドレスです。
まず打ちたい場所を決めて、ドライバーのフェースをそのターゲットに向けてセットアップしています。まずフェースを合わせて、それから足を開いて、その次に肩、という順番です。
一番は力まずしっかり振ることなので、本当にそれだけを意識しています。
飛ばしたくて力んでしまってチーピンやプッシュが出てしまうことが多いので、そういうときこそ上半身の力はゼロに近づけます。また、飛ばしたいときほどマン振りではなく、7〜8割ぐらいのパワーで打つほうがしっかりヒットして飛ぶと思います。
私にとってドライバーというのは、「セカンドショットを打ちやすくするためにそこに置く」というものなので、飛距離を伸ばしたいというより、飛ばして曲がるなら少し押さえてしっかりフェアウェイに置きたいと考えています。
今気をつけていること:手首を柔らかく使う
今気をつけていることは、トップで左のヒジが曲がってしまうときがあるので、曲げないようにしっかり伸ばすことです。
左のヒジを伸ばせば、手首は自然と柔らかくなるので、それを意識しています。
軌道では少しインサイドアウトアウトが強くて、ターフがあまり取れないタイプでした。
やっぱり手首の硬さがあったので、「手首を柔らかく使うように」というのが今の一番の課題です。
アマチュアへのアドバイス
やっぱり素振りが一番いいと思います。球を100球打つよりも、素振りを50回やった方がいいという場合もあるので、素振りは本当にいいと思います。
スイングの一番のポイントは、インパクトのときに手元を低く出すことです。これは振り子の運動で出せるようになっています。
皆さんの場合は、この振り子の運動が止まってしまって、手元が浮いて曲がってしまうことが多いと思いますが、コントロールのポイントは、どれだけインパクトで手元を低く出せるかにあります。
頭で「こうしよう」とかではなくて、この振り子の運動で自然に手首を柔らかく使えることが大切です。
両手首を柔らかく使って、力を抜いて振り子運動ができるようになれば、球は曲がらないと思います。
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堀琴音(ほり ことね)
ステップツアー優勝、史上3人目の3試合連続ベスト10などアマチュア時代からプロトーナメントで活躍し、14年にプロテストに合格。同年のステップ・アップ・ツアー「京都レディースオープン」で早くも初優勝を挙げた。QTの資格で出場した15年は序盤こそ予選落ちが続いたものの、中盤以降は安定した成績を残して初シードを獲得。16年は「日本女子オープン」で2位に入るなど、賞金ランク11位となった。
その後は低迷期も経験したが、2021年「ニッポンハムレディスクラシック」で念願のツアー初優勝を果たした。ツアー通算2勝の堀奈津佳は実姉。
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