菅沼菜々が教える20ヤードのアプローチのコツ
菅沼菜々は20ヤードのアプローチの場合、カカト寄りに重心をかけることで、球の勢いを抑えられふんわりとした球を打てるという。ほかにも、スタンダードな打ち方やランニングアプローチなどシチュエーションに合わせた様々な打ち方をレッスン。『新・女子プロの技術 アプローチ編 菅沼菜々』より(撮影日:2020年7月30日)
配信日時:2023年6月28日 02時11分
アプローチのスタンダードな打ち方
球を上げる必要はないので、ボールは右足寄りに置いて、グリップを少し短めに持ちます。スタンスは狭くして打ちます。
コックを使うと刺さったり解けてトップしたりするため、グリップエンドが常におヘソに向いている意識を持って打ちます。
ウェッジにバンスがあるため、ちょっとダフるというか、手前から入っても滑ってくれるので、鋭角にコックを使わなくても良いと思います。
球をコロがすアプローチの打ち方
コロがす場合はボールを右足に置いて、ハンドファーストにして、左足体重にします。この打ち方の時は少しコックを使います。上から落とすイメージです。あまりフォローを出さず、インパクトで終わりみたいなイメージです。
球を上げるアプローチの打ち方
球を少し上げる時は、ボールは真ん中に置きます。そしてフェースを開き、ちょっとハンドレートで構えます。ハンドファーストにすると球も強くなってしまいます。重心を少しカカト寄りにすると球の勢いを減らすことができます。
アプローチの距離の打ち分け
距離の打ち分けは振り幅で変えています。20ヤードは9時くらい、30ヤードは10時、40ヤードは11時くらいです。感覚でだいたい振っています。
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菅沼菜々(すがぬま なな)
名門・埼玉栄高でゴルフの腕を磨き、2017年の「日本ジュニア」を制覇。2018年のプロテストで一発合格を果たすと、2020-21シーズンに初シードを獲得した。2022シーズンは初優勝こそならなかったが、トップ10入り15度と活躍。とりわけFinalラウンド平均ストロークは全体1位で、勝負所での強さが光った。