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    右に寄せる必要なし!アプローチもボール位置は左足カカト線上!?

    アプローチもボール位置は左足カカト線上!?正しいスタンスとボール位置をわかりやすく解説します。『倉本昌弘 ゴルフ真の基本』より(撮影日:2019年4月3日)

    所属 ALBA
    ALBA Net 企画班 / ALBA Net Planning Team

    配信日時:2023年6月28日 04時29分

    • レッスン
    • 倉本昌弘
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    ボールの位置は体の向きで調整

    まず、ボールポジションについて少しお話したいと思います。

    ボールの位置はボールの真ん中に立って、両カカト線上にボールが来るように両ツマ先を開いていきます。そして、ドライバーやアイアンショットの場合は、右足を開いていきますよね。

    アプローチの場合はよくボールを右に寄せましょうと言うんですけど、これはどうでしょう。

    左足のカカト線上にボールを置いたまま、右足をボールに寄せていくと右足寄りにボールが見えませんか。

    ただ、このままだとボールが打てないので、このまま左足を開いていきます。左足カカトは変わりなくツマ先が開いただけですよね。なおかつ、右足がどんどん前に来て左足に寄って来ました。

    この状態で打ったらどうでしょう。打ちやすいですよね 。

    ボールが右足ツマ先寄りにいってアプローチしているように見えますが、そうではないんです。

    体の向きが変わっただけなんです。

    体が開けば開くほどボールの位置が変わっていくということです。なので、このままアプローチをしてあげると上手くクラブとボールがコンタクトするのではないでしょうか。

    打ちたい方向へボールを飛ばすコツ

    多くのみなさんが勘違いされているのが、体を開いていくとスイングも開いた方向に振らなきゃいけないと思ってないでしょうか。

    自分の体の向きに関係なく、スイングの方向はちゃんとターゲット方向じゃなきゃダメですよね。なおかつ、当たったときのフェースの向きというのはターゲットの方に向いていないと、その方向に飛びません。

    フェースの向きとスイングの向きがしっかりあってれば、ちゃんと自分の打ちたい方向に球が飛んでいくということをぜひ理解してください。

    特にショットと違ってアプローチは大きな振り幅ではないということを考えると、バックスイングの振り幅を規制するためには体が開いていれば開いているほど規制できますよね。クローズになればなるほどバックスイングは大きく取れますよね。フォロースルーは規制されます。

    大きく振り上げる必要のないアプローチは体が開いた状態で規制されたまま打てれば、はるかに上手くいくと思います。

    自分の体の向きによってバックスイングを規制したりフォロースルーを規制することを頭の中に入れて練習されるといいのではないんですかね。

    トップやダフりの矯正法

    どうしてもアプローチはトップしたりダフったりして上手くいかないと、気持ちの問題として球をあげたり押し潰したりしたくなるという人がいます。それを矯正する方法があるので、ぜひやってみていただきたいと思います。

    まず体の真ん中にボールがあります。

    右足だけ後ろに引いて、ツマ先立ちしてください。この状態でアプローチをします。

    そうすると体が倒れたら打てないんですね。それから体が突っ込んでも打てない。

    本当は足を上げたまま打てると1番いいです。

    体軸がズレないままクラブを横に動かすことができるので、ダフったりトップしたりすることが少なくなります。絶対ならないとは言いません。少なくなります。

    この感覚が分かってくると、この感覚を持ったまま足をつけて打っていただくと同じ感覚で打てると思います。

    これは矯正法であってこのままアプローチを打ってくださいというわけではなく、左足一本の間隔をしっかり頭に植え付けて、この感覚を持って両足をついて打ってあげることが大切になります。
    (この続きは【動画】でご視聴になれます)

    【動画】はこちら


    倉本昌弘(くらもと まさひろ)
    日大時代は日本学生4連覇を達成するとともに、1980年には中四国オープンに優勝するなど、華々しい実績を持つ。1981年にプロ入りし、初戦の和歌山オープン(賞金ランク対象外)でいきなり初優勝のスタートを切り、ツアーでも4勝を挙げて賞金ランク2位。82年には日本プロを初出場で制するなど、ツアー通算30勝を挙げた。シニアツアーでは2007年のビッグライザックシニアで初優勝。10年には日本シニアオープンを制するなど2勝して賞金王になっている。レギュラー時代から機会があれば参戦していた欧州にシニアになっても足を運び、12年にはオランダで行われたバンランスコットシニアオープンで優勝。14年PGA会長就任を区切りに永久シード選手としてのレギュラーツアー出場はやめ、シニアツアーの活性化を図ってきた。その年にPGA会長初の賞金王という話題も作った。

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