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    臼井麗香 ドライバーの擬音は“バーン” 超実践的レッスン

    臼井麗香が実践しているドライバーテクニックをコーチの大本研太郎と共にアマチュアにも分かりやすく解説する。臼井は「昨年までは方向性重視だったので、ドライバーの擬音は『パン、パーン』のイメージでした。今年は飛距離を伸ばしたかったので、すべてのドライバーショットを『バーン』に変えました。すると、飛距離が10ヤード伸びました」と言う。果たしてその意味するところとは?『臼井麗香&大本研太郎 超実践的ラウンドレッスン』より(撮影日:2020年6月2日)

    所属 ALBA
    ALBA Net 企画班 / ALBA Net Planning Team

    配信日時:2023年6月28日 00時51分

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    臼井麗香は飛ばしたいときに擬音をイメージする

    大本研太郎コーチ(以下:大本):たとえばここ一番で飛ばしたいホール、パー5で2オンしたいってときに、いつもイメージを作りたいって話すよね。そんなとき、どんな擬音でイメージする?

    臼井麗香(以下:臼井):私のイメージは、常に「バーン」でいきます。素振りも「バーン」なんですけど、打つ時も「バーン」って感じです。

    大本:そのイメージでいくと、飛距離が伸びる?

    臼井:私は狭いホールこそ思い切ってバーンっていきたいんです(笑)。

    大本:狭いところほど(笑)

    臼井:でも、去年は違いました。去年はイメージが2つの音だったんですよ。「パン、パーン」だったんです。でも今年は「バーン」になって、ヘッドスピードが上がりました。

    「バーン」という擬音の意味

    大本:その「バーン」っていう擬音は、右脳イメージ。
    「強く打つ」とかっていう考えは、左脳イメージになってしまいます。だから「バーン」っていう擬音がすごく大事。自分は何が必要かってまず整理してから、擬音に変えるトレーニングをしてほしいんですよね。

    基本的に、「バーン」っていうのは何かというと、インパクトゾーンの感覚なんですよ。それがゴルフで一番大切なんです。ところがバックサイドに意識を持ってしまうと、大事なインパクトゾーンとターゲットへの意識が薄れてしまう。だから感覚ですよね。
    「バーン」のあとに「ポーン」と飛ぶとかっていう感じの擬音がつながっていったほうが、体がスムーズに動くっていう一番の理由ですよね。

    擬音っていうのはスムーズに動かすためのものなので、それもあんまり言語で意識して「『バーン』はなに」とかっていうことじゃなくて、自分の気持ちいいと思える言葉を見つけることがすごく大事です。

    臼井麗香はカウントに集中して緊張知らず

    大本:緊張をほぐすためのアドバイスはありますか?

    臼井:私がやってるのは、アドレスの歩数を合わせることでスイングよりもリズムに集中することです。

    大本:たとえば?

    臼井:たとえば、ボールの横で素振りをして、1から4まで数えながらボールの後方へいって打ち出す方向を見て、また4まで数えながら戻る、そして1、2で足幅を決める、みたいなことです。4歩4歩で合わせて。そっちに集中してます。

    臼井麗香の低いティアップの意味

    大本:ティアップの高さが、ツアーで一番低いといわれてますよね。実際どれぐらいの高さですか?

    臼井:雑誌の企画で測ってもらったんですけど、2cmっていわれました。

    大本:2cmはすごいね。一般的には38〜40mmくらいだけど。低い理由は?

    臼井:理由はそこまで考えたことなかったんですけど、低い方がミート率が上がることと、地面とボールが近いので、集中しないとミスショットが出るので、それで逆に集中力を高めてるんだと思います。
    コースで、試合とかでフォローが強くて飛ばしたいときは、少しティを高くして、球の高さを上げて打つこともあるんですけど、基本は一定の高さで打ちます。

    大本:一般的には38mmといわれてますけど、自分に合う高さを見つけるのが大事なので。
    みなさんもぜひそれを探してみてください。

    (この続きは【動画】でご視聴になれます)

    【動画】はこちら


    臼井麗香(うすい れいか)
    1998年12月7日生まれ。昨年はトップテンに3回入るも、賞金ランキング59位で賞金シード失った。今季は初シード獲得と初優勝を目指す。

    大本研太郎(おおもと けんたろう)
    PGAティーチングプロA級。スイング解析などの実践的なレッスンを中心に行う。ツアープロコーチとしても活躍するGPC恵比寿のヘッドコーチ。

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