「スプリットハンドドリル」で真っ直ぐな飛びを手に入れる!
堀尾研仁がおすすめするドリルを紹介。ゴルファーの悩みをどのように解決すればよいか、わかりやすくアドバイス!今回はリストコックをする・しない、そのタイミングがわからない人は、ぜひ「スプリットハンドドリル」を試してみよう!『堀尾研仁のスコアにつながるドリル集』より
配信日時:2023年6月28日 05時42分
「スプリットハンドドリル」で真っ直ぐ飛ばす
「スプリットハンドドリル」は、正しい腕の動き、そして腕の動きと体の動きを調和させることを理解させるためのものです。スイング中に腕が正しく使えていない、リストコックがうまくできない、そしてインパクトエリアで体と腕が連動しない、そんな方に効果があります。まず、両手を拳ひとつ分離してクラブを握ります。グリップエンドを押し下げて、地面に向けるような形でバックスイングを行ない、ボールを打ちます。
このように、両手を離してスイングをすることで、正しい手首の折り=リストコックがマスターできます。さらに、体の回転と腕の振りを調和させるということが理解できる練習法です。バックスイングの始動は、肩の回転で始まります。左肩が顎の下に入るように、回転しながら下がることによって、グリップエンドが下がります。反対側にあるクラブヘッドは、これによって上がっていきます。右手が支点、左手が作用点という形でテコ作用が作られます。
肘の曲がりは最小限にする
支点が動いてしまっては、うまくテコ作用が生まれません。バックスイングをスタートしてすぐに右肘を引いていくと、支点が上にあがっていくことになってしまいます。こうなると、手首を折ることが難しくなってしまいますので、バックスイングの始動では、できるだけ腕を伸ばして、肘が曲がらないようにすることによって、テコ作用が作りやすくなります。
両手を離してスイングをすることによって、クラブの振り遅れを体感することができます。右肘が曲がったままインパクトをすればプッシュスライス、右肘が早いタイミングで伸びてきてしまえばプルフック、正しいタイミングで右肘が伸びてきて体と腕が調和した時のみ、真っ直ぐ球が打てる練習方法なのです。
これらのポイントに気を付けて練習を繰り返すことで、正しい腕の動きと、体と腕を調和させることがマスターできます。ぜひ、お試しください!
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堀尾研仁(ほりお けんじ)
1997年よりティーチングの世界へ。2002年よりツアープロの帯同コーチとして活動。現在まで国内男子、女子の多くのツアープロの契約コーチを経験している。
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