植竹希望の飛んで曲がらないドライバースイング!飛距離アップのための下半身の使い方
植竹自身が実践するドライバーでの下半身の使い方を動画と記事でわかりやすくレッスン。ドライバーの方向性や飛距離アップにも効果的な練習法を紹介する。股関節の使い方、足の指でしっかりと地面をホールドする方法、そして前傾姿勢を保つ呼吸法まで飛ばしのコツを教える。さらに練習ドリルのチェックポイントと素振りの方法も伝授!
配信日時:2023年6月28日 02時21分
ドリル1:あおり打ちや軸ブレを防止
ティを口にくわえた状態で球を打ちます。ティの先はおそらく視界に入っていると思いますが、無理にティだけ見ることはしないで、ボールを見てるのにぼやっとティが見えているというような感覚でOKです。
そして、ティの先は極力ボールのちょっと下ぐらいを指したままの状態でテークバックします。
そうすると、横に流れる動きも減ってくると思います。
そしてこれが一番大事なんですけど、ダウンスイングのときにくわえたティの先が左を向いてしまうのは「体が浮き上がったあおり打ちの傾向が出ている」ということなので、注意してください。
このティがしっかりボールの下に向いた状態をキープすると、胸郭も丸まった状態で入りやすくなりますし、あおったり軸がブレたりというミスも減ってきます。
ドリル2:スイング中に右足が前に出るのを防止
ダウンスイングのときに右足が前に出ないようにするために、風船を足の間に挟んで割るようなイメージでインパクトをしています。
そのために、球を実際に打つのではなく素振りでやる練習をしています。
右足をあまり動かさないようなイメージで、ベタ足気味に、地面から足が離れないようにゆっくり素振りします。
地面から早く離れてしまうと前に出やすくなるので、カカトがあまり浮かないようにゆっくり素振りしてみてください。
ドリル3:体重移動やスイングの感覚がよりよくなる
30秒くらいかけてゆっくり素振りをします。
ゆっくり動きを確認することによって、一コマ一コマ自分の中で感覚をよくすることができます。これは、体重移動が一番感覚的にわかりやすくなる練習だと個人的には思ってます。
ゆっくりスイングすることによって、自分がどれだけ足が前に出ていたか、違う動きをしていたかというのが鮮明になります。ゆっくりできなければ体が反応してないということなので、早く振っても絶対にできません。
まずは、しっかり腹筋やベタ足気味で打つなどの感覚を身につけて理解してから、実際にボールを打ってもらえるといいかなと思います。
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植竹希望(うえたけ のぞみ)
4歳でゴルフをはじめた東京都出身のプロゴルファーで、渋野日向子をはじめとする黄金世代のひとり。ツアー屈指の美しいスイングの持ち主といわれ、女子離れしたタメの深いダウンスイングから「令和のベン・ホーガン」とも呼ばれている。専属コーチをつけずに独学でスイングを日々研究し、究極の“我流スイング”を磨いている。中学生のときに出場した2013年国内女子ツアー「スタジオアリスオープン」では最終日に最終組でラウンドするなどアマチュア時代から活躍。17年のプロテストでは見事一発合格を果たした。20年の国内女子下部ツアー「rashink×RE SYU RYU/RKBレディース」でプロ初優勝を果たすと、21年のレギュラーツアー「ゴルフ5レディス」で3位タイ。同年の「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」4位、「住友生命Vitalityレディス東海クラシック」では2位タイと快進撃を続けた。22年はシード権を獲得し、「KKT杯バンテリンレディスオープン」では4人のプレーオフを制し悲願のプロツアー初優勝を飾っている。
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