古江彩佳 曲がらないドライバーショットを打つためのレッスン
ドライバーでティショットを曲げてしまい、スコアメイクに苦しんでいる人は必見。古江彩佳のレッスンでドライバーの曲がらない打ち方をマスターしよう。
配信日時:2023年6月30日 06時11分
ドライバー編
私はリズムと正面衝突を意識しています。正面衝突すること(ボールとヘッドがスクエアに当たること)で曲がる率が減ります。
正面衝突させるために大切なことは?
アドレスが大切です。向きとボールの位置と高さが1番のキーポイントかなと思います。
向きはすべてスクエアですか?
基本的にはスクエアです。悪い時は右足が出てしまって、ドローヒッターである私はインサイドに下ろしてアウトサイドに振りたいのですが、窮屈になります。右足が前に出ることで、上から下りやすくなります。その結果、左に打ってしまうことがあります。悪い時のクセなので、アドレスの向きは重要です。
逆に右足を引いたりしますか?
あんまりしないです。下げるというよりは、右足を開きます。日によって、自分の体の感じ方も違うので、右足が前に出る日は、下げる意識と若干右足を開くことで、体重も乗りやすくなります。
軸をキープするために意識していることは?
足で体重を感じることが大事です。右足に体重が乗り過ぎちゃったりすることがアマチュアの人に多いと思います。
できるだけ、重心は中心でもありながら、トップにあげる時は、少しずつ右足に体重を乗せて、左に行く時も左足体重にしながら、でも重心を保つことが大切です。
足で重心を感じるよりも股関節で感じてもらう方が、重心が右にも寄りにくく、回転の意識がしやすいです。左に重心が乗る時も股関節で回る方が、体重移動もしにくいです。
トップで気をつけていることは?
私もなりやすいんですけど、オーバースイングになるのが良くないです。オーバースイングになることで、リズムも変わってきたりしてしまい、それが曲がりの原因になります。
時計を意識してもらって、自分が思っているよりもバックスイングをあげてしまうので、10時で止めたかったら、9時くらいに止めるつもりで、バックスイングします。意識することで、オーバースイングは収まりやすいのかなと思います。
ダウンスイングのポイントは?
腕を使いません。腕を使うことで曲がりやすくなってしまいます。また、クラブもターンしやすいです。上半身を全体で使う感じで打って欲しいです。
体重移動はどのようなことを意識していますか?
私はすごく左の壁を意識しているんですけど、左太ももの外側で吸収する感じで、体重移動しています。トップにいって、タメがついてから切り返すイメージでやっています。
肩は後から来過ぎてもダメなんですけど、少し後のイメージで振っています。上半身が先に動いてしまうことで、左右に曲がってしまいやすくなるため、下半身リードで振っています。
いいフィニッシュをとるために気をつけることは?
いいフィニッシュって人それぞれあると思うんですけど、フィニッシュの形を覚えてから打つようにしています。そうすることで、フィニッシュを取りやすくなります。
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古江彩佳(ふるえ あやか)
アマチュア時代に安田祐香、西村優菜らとともにナショナルチームの一員として活躍した“プラチナ世代”の一人。2019年の「富士通レディース」ではツアー史上7人目のアマチュア優勝を果たし、プロ転向を宣言した。2020年「デサントレディース東海クラシック」で世代一番乗りとなるプロ初勝利を挙げた。2020-21シーズンで6勝を挙げて、賞金ランキング2位、メルセデス最優秀選手賞を受賞した。米国女子ツアーのQシリーズ(最終予選会)を7位で通過し、米国女子ツアーに主戦場を移している。22年7月「トラストゴルフ・スコティッシュ女子オープン」の最終日に「62」をマーク。4打差を逆転し、ルーキーイヤーで米ツアー初優勝を遂げた。
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